函館稜北病院の後期研修〜こんな研修ができます




Common Diseaseや労災医療(振動病、じん肺)を数多く経験できます

各科の担当医師がそろっており、地域でみるCommon Diseaseのほとんどをカバーしています。
とくに労災医療やリハビリの医師が複数いることが特長になっています。


道南勤医協各医師の専門分野
消化器 犬童伸行 1973年卒 稜北クリニック院長
消化器 奥山敬 1978年卒 八雲ユーラップ医院院長
消化器 横倉基 1993年卒 稜北病院内科医長
呼吸器 佐々木悟 1982年卒 稜北病院副院長
循環器 大城忠 1978年卒 江差診療所所長
循環器 杉目嘉男 1955年卒 非常勤医師
リウマチ膠原病 堀口信 1982年卒 理事長
糖尿病 内山清 1970年卒 嘱託
内科一般 長谷川昭一 1988年卒 函館診療所所長
労災医療(振動病) 畑中恒人 1966年卒 嘱託
労災医療(塵肺) 佐々木悟 1982年卒 稜北病院副院長
リハビリ科 堀口信 1982年卒 理事長
リハビリ科 鎌倉嘉一郎 1991年卒 リハビリ科医長
整形外科 及能義広 1984年卒 稜北病院院長


後期研修

リハビリテーションを学ぶことができます

リハビリテーションは回復期リハビリ病棟と一般病棟、訪問リハビリ、通所リハビリなどで行っています。
リハビリ科には堀口信医師(リハビリ科々長)と鎌倉嘉一郎医師(同医長)がいます。ともに日本リハビリテーション医学会認定専門医です。
回復期リハビリ病棟は鎌倉医師を専任とし、脳血管障害、整形疾患など、多彩な疾患のリハビリを集中的に行っています。

訪問診療をコーディネイトします

訪問診療をになう医師は、患者、家族だけでなく、ケアマネージャー、訪問看護師、ヘルパーなど在宅生活をささえるさまざまな職種と連携します。医師はこの連携をたばねるオーケストラの指揮者の役割をもっています。
訪問診療の対象となるかたがたは、半分以上が24時間の在宅支援が必要な重い病状の方たちです。ですから、自宅にいても、入院医療に近い医療介護サービスが必要です。「地域にあるベッドに入院している」イメージに近いのが、当院の訪問診療です。

訪問診療

チーム医療を学びます(褥瘡、NST、倫理など)

チーム医療を一般診療や在宅医療、リハビリを通して学ぶことができます。
稜北病院ではさらに、活発に活動をつづけている三つの委員会(褥瘡委員会、栄養サポートチーム=NST、医療倫理委員会)に参加して、チーム医療の研修を深めることができます。

♀黶谿儖会
当院ではラップ療法を積極的にすすめています。

ラップ療法

この症例は、ラップ療法を入院で開始しました。最後は在宅医療にラップ療法をひきついで治癒しました。

医療用被覆剤

ラップ以外にも医療用被覆剤を適宜使用しています。

栄養サポートチーム(NST)

稜北病院は、静脈経腸栄養学会や日本栄養療法推進協議会の認定施設です。
NSTで取り上げている、えん下の評価、胃瘻の管理などは在宅医療にも必要な技術です。

えん下造影

当院では手術室でえん下造影を行っています。角度可変のCアームとリクライニング車椅子を組み合わせて実施します。モニター映像で確認しながら、デジタル録画をします。
院内で内視鏡による胃瘻造設を行っています。
逆流による誤えんを防ぐために、栄養剤の固形化にも取り組んでいます。

0緡杜冤委員会
2003年2月にはじまり、2009年7月で40回になります。

医療倫理委員会でとりあげたテーマ  
  実施年月 テーマ
第1回 2003年2月 会の運営について
第2回 2003年3月 在宅死
第3回 2003年5月 心肺蘇生をしない(DNR)指示
第4回 2003年7月 患者の抑制と人権
第5回 2003年9月 外来での問診とプライバシー
第6回 2003年11月 医療従事者の喫煙
第7回 2004年1月 DNRガイドライン作成について(1)
第8回 2004年3月 DNRガイドライン作成について(2)
第9回 2004年5月 DNRガイドライン作成について(3)
第10回 2004年7月 病院と近接診で共有する医療情報
第11回 2004年9月 外来でのカルテ開示のありかた
第12回 2004年11月 ガン告知(1)
第13回 2005年1月 ガン告知(2)
第14回 2005年3月 ガン告知(3)
第15回 2005年5月 ガン告知を行うさいの10か条
第16回 2005年7月 DNR実施状況の報告
第17回 2005年10月 DNRガイドラインの再検討(1)
第18回 2005年11月 DNRガイドラインの再検討(2)
第19回 2006年1月 療養病棟でのみとりについて
第20回 2006年4月 在宅死をささえる条件
第21回 2006年5月 セカンドオピニオンについて
第22回 2006年7月 経済的困難事例へのかかわりかた(1)
第23回 2006年9月 経済的困難事例へのかかわりかた(2)
第24回 2006年11月 医療従事者の喫煙(2)
第25回 2007年1月 在宅死について(1)
第26回 2007年3月 療養病棟でのみとりについて(2)
第27回 2007年5月 在宅死について(2)
第28回 2007年7月 食べることに固執する事例へのかかわりかた
第29回 2007年9月 延命治療中止の事例検討
第30回 2007年11月 延命治療の中止手続き
第31回 2008年1月 「自然なさいごの同意書」の見直し
第32回 2008年3月 延命治療の中止手続き
第33回 2008年5月 患者の暴言暴力について
第34回 2008年7月 転等予防の身体拘束について
第35回 2008年9月 患者家族の暴言暴力について
第36回 2008年11月 看護倫理について
第37回 2009年1月 「病院の言葉」をわかりやすくする提案
第38回 2009年3月 暴言暴力対応マニュアル
第39回 2009年5月 臨床倫理4分割法の学習
第40回 2009年7月 臨床倫理4分割法によるカンファレンス

終末期医療に関する議論におおくの時間をかけてきました。
病名告知や患者家族の暴言暴力もとりあげています。
今、力をいれているのは、臨床倫理4分割法を用いた、倫理カンファレンスの実施です。

地域連携を経験します

函館稜北病院の医師が役員や世話人になっている研究会、学会、医師団体は以下の通りです。



道南勤医協医師による主な院外役員(医療関係のみ)
団体名 医師名 役職 備考
道南創傷治癒研究会 横倉基 世話人 病院・在宅の褥瘡治療ネットワーク
道南NST地域ネットワーク研究会 鎌倉嘉一郎 世話人 道南医療機関内の栄養サポートチームによる学習・研究と交流
道南地域医療連携協議会 佐々木悟 理事 インターネットと介した医療情報共有システムを運用
函館市医師会内科部会 佐々木悟 幹事  
日本予防医学・リスクマネージメント学会 佐々木悟 道支部理事  
道南脳卒中地域連携協議会 堀口信 副代表 脳卒中の連携パスを運用
道南関節リウマチ・膠原病懇話会 堀口信 幹事  
北海道リハビリテーション学会 堀口信 評議員  
檜山医師会 大城忠 理事  
南檜山の医療を考える草の根の会 大城忠 代表  

その他、道南在宅ケア研究会、他病院との定期的な会合、勉強会など多数の研究会があります。

道南脳卒中地域連携行議会

道南劇傷治癒研究会プログラム

道南NSTネットワーク

脳CT

院外の医療活動、患者会活動に参加します

最近の院外医療活動で大きな特長は、失業や経済的理由で病院にかかれない人たち、急増している「受療権が奪われた人たち」をとりあげた活動です。
函館稜北病院は2009年4月から無料低額診療をうけられるようになりました。市内各地にポスターを貼って、お金がなくても相談にのったり、受診できることを紹介しています。
また、失業してやむなくホームレス(路上生活)になった人たちの救援活動も行なっています。この活動には稜北病院の医師はじめ看護師、ソーシャルワーカーも参加しています。2008年には地域保健医療研修にきた2年目の研修医も相談会に参加しました。

相談会

こんな技術研修もできます(GIF、US、嚥下造影、条虫駆除?)

GIF(上部消化管内視鏡)検査の研修ができます。週3単位あり、初心者の研修医のために、多くの職員がボランティアで協力してきました。
US(超音波検査)は心臓、上腹部、下腹部、頸部、下肢静脈など様々な部位の研修ができます。
半年以上の研修であればCV(中心静脈栄養)やEDチューブ(経鼻十二指腸栄養チューブ)の手技をマスターできます。
年に1−2件、条虫駆除の必要なかたが受診します。運よく、そういう患者さんに遭遇した場合、十二指腸へのガストログラフィン注入による駆除を体験できます。
ICLS(Immediate Cardiac Life Support)は、函館市内でも、年3回のICLSコース、年1回の指導者むけワークショップがあります。2年間で認定インストラクターを取得することも可能です。

ICLS