認知症は身近な病気です!

早期発見と適切な治療を受けましょう

作業療法士 水野さおり

 認知症高齢者は2010年には226万人に達すると言われており、65歳以上の老人の8.1%に相当します。2020年には292万人で、65歳以上の8.9%と推定されています。

これは、65歳以上の13人に1人は認知症と診断されるということであり、さらに85歳以上では4人に1人が認知症になると言われています(表1)。

クリックするとPDFでご覧になれます

 最近はだいぶ聞き慣れた『認知症』ですが、以前は『痴呆』と呼ばれていましたね。2004年12月から『痴呆』は侮蔑的で尊厳を欠く表現であり、その実態を正確に表していないということから『認知症』と変更されました。急速に高齢社会が進む中で、認知症の存在を真摯に受け止められてきている表れかな? と思いつつ、いまだ認知症への理解や対応が世間一般的になっていないと感じます。

 しかし、前述した割合から考えても、65歳で同窓会に行ったら、クラスメートだった友人の中の40人中3人は認知症です。85歳なら40人中10人が認知症の可能性があります。わりと世間一般的な病気だということです。

クリックするとPDFでご覧になれます

 予防・早期発見も重要です。(表2)のような症状が見られたら、認知症を疑って下さい。そして、出来れば早めに、かかりつけの医師や専門医に相談することをお勧めします。

 認知症は進行の予防や症状の軽減など、治療可能な認知症が沢山あります。最近では「もの忘れ外来」という診療科を持っている病院もありますので、そこで相談してみてもいいと思います。

クリックするとPDFでご覧になれます
2007年12月 第285号

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2007年12月1日

▲このページの先頭へ

© 医療法人 道南勤労者医療協会