稜北病院・江差診療所で家庭医の研修受け入れを

 道南勤医協では、家庭医をめざす医師の研修を主な内容とした研修プログラムを作成し、来年度から研修医を受け入れる準備をしています。香取医師の研修の感想、高校生1日医療体験の取り組みなどを紹介します。

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 私が地域研修の場所として道南を選んだのは、昨年3日間だけ訪れた江差の印象が強く、その後の地域医療の行方が気になったからです。

 研修は、稜北病院にて2週間、介護保険や地域医療について学んだ後、6週間江差に入るという内容でした。稜北病院では急性期から回復期リハビリテーション、在宅へとつながる患者さんの流れが概観でき、大変勉強になりました。江差診療所では外来や往診のお手伝いをしながら、多くの時間診療所の外に出て、地域の医療・福祉・介護関連機関を訪問させていただきました。自治体病院の危機的状況や、「医療崩壊」の実態だけでなく、地域の強みや可能性にも触れることができ、当初の目標も達成できたように感じています。

 最も心に残る出来事は、癌終末期の患者さんの最期を、診療所や地域の訪問看護のスタッフと共に支えたことです。地域のチームの一員として試行錯誤した10日間は、替えがたい経験になりました。研修全体を通じて多くのスタッフにご協力をいただいたことを、心より感謝しています。ありがとうございました。

研修医 香取 さやか

「家庭医療学とは 何か」を学習

 道南勤医協では、研修医の受け入れをめざして、日本家庭医療学会認定研修プログラムの作成をすすめています。

 6月には、家庭医療学会主催の家庭医療学会認定研修プログラム指導医セミナーに、佐々木医師・横倉医師が参加しました。8月5日には、北海道家庭医療学センター(室蘭市)の草場鉄周理事長を講師に「家庭医療学とは何か~北海道家庭医療学センターの歩み~」のテーマで学習会を行いました。

 同センターは、家庭医療学を学ぶ初期研修終了後の後期研修施設として全国的にも有名なクリニックで、毎年複数名の若手医師を受け入れています。

 今回の学習会での内容も参考にして、道南勤医協の医療活動を通して、研修医を養成する家庭医療プログラムの作成に向け準備をすすめています。

高校生1日医療体験(7月28・29日)

 市内7つの高校から、医師、看護師、放射線技師などを志望する49名の高校生の参加がありました。胃カメラ検査の見学や職場体験、医師との懇談などを行い、「今回の経験で、医者になりたいという気持ちが強くなりました」などの感想が寄せられています。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2009年10月1日

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