2010年 医療・介護制度を再生させる年に 【Library TOPへ】 健康あらかると 「先生、はーっ、眠れない!」
南桧山「第2回地域医療を守る集い」開催
村上 智彦医師(夕張希望の杜理事長)が講演

南桧山の医療を考える草の根の会主催の、「第2回地域医療を守る集い」が、11月22日に江差町文化会館大ホールで行われ、400名を超える参加者がありました。
南桧山の医療を考える草の根の会主催の、「第二回地域医療を守る集い」が、11月22日に江差町文化会館大ホールで行われ、400名を超える参加者がありました。集会は、「南桧山地域の医療を守るために住民がどう努力して何をしたらいいのか、具体的な課題を見つける」「この地域の医療機関を利用し、共に育っていくことを考える」の二点を目的に開催されました。
「地域医療再生のとりくみ―夕張からの報告」をテーマとした村上智彦医師(夕張希望の杜理事長)の講演は、旧瀬棚町や夕張市での健康づくりの経験をもとに、「医者は病気を探すのが仕事で、病院にかかっても健康はつくれません。高血圧や糖尿病などの生活習慣病は医者が治すもではなく、みなさん自身が治す病気です。健康意識を高め、健診を受け、生活習慣を見直してください」と地域での健康づくりの必要性を呼びかけました。
また、「地元の病院をもっと利用して下さい。普段は都会の病院に通い、夜間救急時のみ町内の病院にかかっていては、どんな医者でもその街から離れていきます。反対に、健康意識の高い地域で医療をすることは、医者にとっても楽しいし、やりがいがあります。そんなまちづくりをして下さい。医者は喜んで来ます」など、患者のモラルや、医者から見た上手な医者との関わり方について話されました。
パネルディスカッションから
高齢者の医療・介護に大切なこと
江差町地域包括支援センター係長 白鳥 智子
ケアマネジャーの仕事を紹介し、「介護を必要となった方が、住みなれた場所で、長く生活を続けていくためには、介護サービスの他に、隣り近所の方の声がけや見守りが大切。認知症の方にとっては、馴染みの関係が重要です」と、介護支援と地域の関わりについて話されました。
住み慣れた家で家族を看取った経験
上ノ国町在住 吉田 恵理
「地域の医療機関や訪問看護のスタッフの協力で、貴重な経験ができ、よい思い出になっている。家で看取りたいと思っている方に、同じ思いを経験させたい」と、住み慣れた家で、父の最期を看取った経験について報告されました。
医者を育てる地域に
フロアからの発言では、江差診療所で地域医療研修を行い、吉田さんの看取りに関わった香取さやか医師は、人間関係や家庭での医療を学ぶことができ、いい経験ができたと感想を述べ、「若い医者や若い医療スタッフが、道立病院をはじめ、地域の医療機関に出入りすることが多くあると思います。地域の魅力、住民の魅力を若いスタッフに伝えてほしい。伝えられるのは地域のみなさんです」と、研修医から見た南桧山地域の魅力について話されました。
5点の課題を確認
「集い」では、地域医療を守るための具体的な課題として次の五点について確認されました。
①もっと積極的に地元の医療機関を利用しましょう。日常診療で医者・患者のコミュニケーションを発展させて医療の質を向上させましょう。
②医療機関の上手なかかり方を工夫しましょう。「コンビニ受診」を減らしましょう。
③緊急時に基本情報のわかる「命のバトン」や健康手帳やお薬手帳などの情報を持ち歩いて、医師や看護師が健康状態についてすぐに分かるようにしましょう。
④旺盛に健康・地域医療についての懇談会を開き、学習しましょう。
⑤地域医療再建計画は行政任せにするのではなく、町おこしと結びづけ積極的に関わりましょう。
投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2010年1月 1日
