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体を動かして ⑭ 転倒予防で寝たきり予防
足元がふらついたりといったことで、転びそうになった、または転んでしまったことはないでしょうか?
特に高齢者の方は転倒により腰や足を骨折する方が多くいらっしゃいます。また骨折により寝たきり状態につながる方もいらっしゃいます。厚生労働省による国民生活基礎調査によると、寝たきりの原因として脳血管障害に次ぎ、骨折・転倒が第二位を占めています。そこで今回は転倒予防対策の一つとして、自宅でできる簡単な体操・運動をご紹介します。
1 ストレッチ:関節の動きを良くして筋肉を使いやすくします
①太ももの筋肉を伸ばします。
②ふくらはぎの筋肉を伸ばします。
③お尻の筋肉を伸ばします
・ポイント…息を止めない・伸ばす力は痛みの出ない程度・時間は10~20秒程度
2 運 動:筋力・バランス能力をアップします
①足踏み運動
②膝伸ばし運動
③つま先上げ運動
左右10~20回を2~3セット/日
※注意:体調が悪いとき(血圧が高い時や関節が痛い時など)は無理をしないようにしましょう。
最近は寒さも増して外は滑りやすく歩くときは注意が必要です。だからといって危ないから外に出ない・出ないから転ぶ心配はないと思っている方はいないでしょうか?実は、転倒事故の約半数は家庭内で起こっていると言われています。外で気をつけるだけではなく、自宅内でも注意しましょう。そしていつまでも元気に過ごしましょう。
投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2010年3月1日