体を動かして ⑯嚥下体操について

 ご飯を食べる前に行うと効果的な口の準備体操『嚥下体操』をご紹介します。
「嚥下」とは、飲み込む機能のことを指し、これに、食欲・食べ物を取り込む・噛むなど、食べることに関わる機能を加え「摂食・嚥下」といいます。

 この摂食・嚥下する機能が、老化や脳卒中などの病気により低下すると、食べ物が飲み込みにくくなり、むせることが増え、肺炎や脱水を繰り返す危険があります。このような場合は、食事の前に嚥下体操を行うことで、食べるために使う口や、舌、頬などを動かす準備や、「食べるぞ!」という気持ちの準備ができ、飲みにくさやむせが軽減されることがあります。

1 深呼吸(三回ずつ)

・背筋を伸ばし、体全体をリラックスさせる。
・お腹に手を当てて、大きく鼻から吸って、肩の力を抜きながら口から細くゆっくりと吐く。

2 首の体操(二回ずつ)

・ゆっくり後ろを振り返る(左右とも)
・ゆっくり首を左右に倒す
・ゆっくり首を前に倒す
・やや下を向いたまま左右にゆっくりと動かす

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3 口の開閉(三回ずつ)

・ゆっくり大きく口を開ける。
・しっかり口を閉じて奥歯をかみしめる。閉じる時は口の中で舌を上顎に押し付け、口の両端に力を入れる。

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4 唇の体操(三回ずつ)

・口をとがらせる
・横に引いて上下の歯を出す。

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5 舌の体操(三回ずつ)

・口を大きく開け、舌をできるだけ長く出す。
・上唇、口の両端をなめる。

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6 頬をふくらます(三回ずつ)

・口や鼻から息がもれないように頬をふくらます。
・口をすぼめる。

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7 強く咳払いをする

8 発声

・「パパパ」「タタタ」「カカカ」「ラララ」を大きな声でゆっくり、次第に早く声に出す。

9 深呼吸

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2010年5月1日

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