函館で初めて「二木会」開催

北海道民医連では、家庭医や総合医をめざす後期研修医と、指導医のための勉強会として「二木会」(当初の開催が第二木曜日)が札幌で定期的に行われています。7月3日は初めて函館開催となり、稜北内科・小児科クリニックが会場になりました。

 全道各地から14名の医師、道南勤医協からは10名の医師の他、看護師、薬剤師、リハビリ技士、事務職などから37名の職員が参加しました。勉強会では、4月から道南勤医協で後期研修医として勤務している餌取諭医師と、他三名の医師から事例報告がありました。
 函館の「二木会」では、SEA(事例による振り返り)やポートフォリオ(症例集や活動歴等)の報告が行われました。SEAとは、珍しい症例などの報告ではなく、研修医が自分にとって重大なできごとや、感情が揺れ動かされたできごとを分析して報告し、討議を行います。情報を共有することにより一般化される教訓を明らかにし、診療行為の質の改善につなげていくことを目的に行われています。医師以外の他職種が参加することにより、医療場面での互いの立場の違いや難しさを共有できる利点もあります。

勤医協には友の会がある

 家庭医療後期研修のプログラムは、道南勤医協の他に、北海道勤医協、道東勤医協、道北勤医協でそれぞれ立ち上げています。今回の「二木会」では、研修内容をより豊かなものにつくりあげるために、研修プログラムの実践課題や家庭医療の基地構想について討議しました。
 「診療所研修では、いいフィールドがあるが、指導医がいない。研修医一人では学ぶ限界がある」、「勤医協には友の会という地域に根ざした組織がある。他職種が参加して議論してつくりあげる文化がある。そこに家庭医療学の理論や概念を取り入れると素晴らしいものが出来るのでは」など、民医連の診療所で研修を行った医師や他の医療機関で家庭医療研修を行った医師から研修の感想が出されました。
 今後の課題としては、家庭医療学の知識をもった指導医や、研修に関わるスタッフの育成の必要性などが上げられました。
参加した職員からは、「家庭医療学について理解が深まった」「家庭医療学は民医連医療に近いことを行っている」「友の会や診療所などのフィールドを活かし、家庭医を育てていこう」など感想が出されていました。家庭医療研修の内容や、研修医が行っている研修評価の学習の場にもなりました。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2010年9月1日

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