健康あらかると 骨密度検査のおすすめ

放射線技師 工藤  浩

 骨は体の骨格をなし、驚くほどの強度を持ち、軽量でCa代謝や造血機能をも担っています。レントゲン技師の私から言わせると、まさにかけがえのないものです。
骨密度検査または骨塩定量とよばれますが、同じことです。骨は主にカルシウム(リン酸カルシウム)とタンパク質(コラーゲン)によって構成されていますが、骨の強さは、太さではなく、リン酸カルシウムとコラーゲンの密度により決まります。その密度が、どの位あるかを調べるのが骨密度測定検査です。骨粗鬆症の診断や予防のために行われています。

 下のグラフが、稜北病院でおこなわれている骨密度検査の結果としてお渡ししているものです。男性と女性では、違いがあるのが分かります。男性では、40歳くらいを最高にゆるやかに下がっていくのがわかります。
(グラフ1参照)

graph1.gif

 女性では、50歳を境に下がり始め閉経の時期と一致しています。
(グラフ2参照)

graph2.gif

 密度が高いほど骨が丈夫であり、骨折しにくい、といえますので、骨密度検査をして高い方は一安心です。低かった方も落胆せず食事や運動の生活習慣の改善やお薬による治療でこれ以上低くならないよう先生と相談してください。
 稜北病院では、ごく少量の2種類のⅩ線を手首に当てて、骨の成分だけを測定しています。痛みは無く、3分ほどで終わります。八雲ユーラップ医院や江差診療所では超音波を使った方法で測定します。こちらは骨質を評価できるといわれ、骨折しやすいかどうかの判断の一助となっています。
 私は40代ですが腰痛を機に検査したところ日本人の男性の平均値よりも低く出ましたので、毎日の食事を見直し、乳製品や緑黄色野菜を多く摂るようにしています。効果が表れるのはこれからでしょうがいい機会であったと思っています。

 50歳を過ぎましたら一度、骨密度検査を受けてはいかがでしょうか。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2010年11月1日

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