「介護保険料・利用料 もっと安くして」 北海道民医連が調査

 昨年11月に行われた北海道民医連介護保険サービス利用者調査は、2012年の介護保険制度改定に向け、利用者の声を反映させるために取り組まれました。

 民医連道南ブロックでは、訪問看護ステーション稜北やヘルパーステーションゆいっこ、らいふ赤川などの介護サービス利用者に調査の協力をお願いし、154名の利用者から聞きとりや郵送にて回答をいただきました。集計結果の一部をご紹介します。
 『保険料につい』は「特に問題ない」と答えた人は一八.二%。「安くしてほしい」(三九.〇%)、「無料にしてほしい」(一六.九%)を合わせると、負担と感じている人が半数を超えています(五五.九%)(グラフ①参照)。『サービスをもっと利用したいですか』では、「今のままで十分」と思っている人は四一.六%。「もう少し増やしたい」(二九.三%)と約三割の方が増やしたいと答えていますが(グラフ②参照)、『サービスを増やさない理由は』では、「利用料が払えない」(四一.三%)、「限度額を超えるため」(一〇.九%)と半数を超える人が、利用料のことでサービスを控えていることがわかります(グラフ③参照)。
 『毎日の暮らしや、介護・医療のことで困ること』としては、「障がい者の息子と暮らしている。窓ガラスや外の掃除などヘルパーさんにお願いできないこともあり、大変」、「一人で買い物や近所にも行くことができないので、困ることがある」、「サービスを利用しているお陰で今の生活ができている。もう少しサービスを利用したいと思っているが、経済的に、食べていくのがやっとです」などの意見が寄せられています。

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止むを得ず保険外のサービスも

 安藤恵子(仮名・70歳)さんに、介護サービスの利用についてお聞きしました。
 安藤さんは、慢性関節リウマチによる両上下肢の機能に障がいがあり、介護度は要介護二です。介護サービスは週三回の生活介護と週一回の身体介護のヘルパー、週一回の通所リハビリテーションを利用しています。「障がいがあり、ボタン付けや字が書けないなど、自分一人ではどうしてもできないので、ヘルパーさんに頼みたいのに、お願いできる内容に制限があったり、以前と比べ利用時間が短くなって利用しづらくなった」と、サービス利用の難点について話します。時間を要する通院には、ヘルパーの利用では時間が足りず、介護保険外のサービスで送迎と付き添いを利用しています。
8年前から、通所リハビリテーション稜北を利用しています。「リハビリを続けてこれたのもリハビリ技士さんの励ましのお陰」と、つらいリハビリを頑張ります。「通所リハビリテーションに通い、友だちもできました。友だちと話すのが何よりも楽しみです。レクリェーションでみんなと歌うことも楽しみにしています」と笑顔で話していました。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2011年2月1日

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