体を動かして (26) 声のトレーニング

今回は、声が出る仕組みと加齢に伴う声の変化についてお話ししたいと思います。また、声のトレーニングを紹介します。


1、声の出る仕組みについて

①呼吸(肺・横隔膜)
主に肺・横隔膜の動きにより空気(呼気)を声帯に送ります。

②発声(声帯)
送られてきた空気(呼気)により声帯が振動します。声帯が振動することで音を発します。通常は、声帯は開いていますが、音を発している時は声帯が閉じています。

③発音(唇・舌)
唇や舌の形を変えることにより、様々な音を作ります。


2、加齢に伴う声の変化

高齢期に多く見られる声の問題には、息がもれるような声、声が出しにくい、大きな声が出ないことなどがあります。これらの問題は、加齢に伴う呼吸機能の機能低下や声帯の委縮が原因としてあげられます。また女性では、加齢に伴い一般的に声が低くなるといわれています。また、脳血管障害でも様々な声の障害を引き起こします。


3、声のトレーニング

①声を出すまえに深呼吸を行います。
鼻から息を吸い、口から息を吐きます。リラックスすることが大切です。

②声がどれだけ長く伸ばせるか時間を図ってみましょう。
楽な声の高さと強さで「あー」と出来るだけ長く声を出します。正常成人の平均値は男性で30秒、女性で20秒と言われています。正常範囲外とされているのは10秒以下と言われています。

③様々な声の高さで声を出してみましょう。
最初は低い声を出し、徐々に高くしていきます。次に高い声を出し、徐々に低くしてきます。「あー」でも「ドレミ…」でも構いません。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2011年5月1日

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