もしもの時に「安心カード」

道南勤医協友の会では、緊急時のために医療情報を書き込む「安心カード」の普及に取り組んでいます。「安心カード」とは、服用している薬やかかりつけ医療機関などの基本的な情報を記入し、家の中に張り出し(冷蔵庫や電話の近くなど)、具合が悪くなった時や災害時などに、正しく救命・救急処置に役立てるものです。


地震があったけど、大丈夫ですか

鍛治友の会の橋本キヨさんは、東日本大震災が起きた当日、「近所に住んでいる高齢で一人暮らしの方は大丈夫だろうか」と、道南勤医協だよりを宅配している会員宅など五軒訪問しました。「大きな地震があったけど、大丈夫ですか」の声かけに、「顔を見てホッとした」「来てくれてありがとう」など訪問したことに感謝されたそうです。

夫に先立たれて日の浅い友の会員宅では、以前、夜中に具合が悪くなり、心細い中、起き上がることもできず、這って移動してやっとの思いで友人に電話するなど、大変な思いをして往診してもらったことについて話されました。「一人暮らしは、何かと不安です」と悩みを打ち明けられ、緊急通報システムを設置し、喜ばれています。

橋本さんは、「今回の地震をきっかけに、自分を証明するものとして函館市に住民基本台帳カードを発行してもらい携帯するようになった」と話します。「改めて、災害時に高齢者宅を訪問することの必要性を感じた。まずは宅配をしているところで状況が聞ける会員からでも把握していきたい。いざという時にどうしたらよいか、みんな関心のあることだし。地域のきずなづくりをしないと生きていけない状況になってきているのでは。『安心カード』の普及で、安心して住み続けられるまちづくりを。友の会の出番です」と話します。


「安心カード」普及のための友の会訪問

友の会稜北地域協議会では、「友の会員から、孤独死を出させない取り組みを」「安心して住み続けられるまちづくりに向けて、高齢者の生活実態把握に着手したい」などの意見が出されています。

「安心カード」の普及と合わせて、高齢者の生活状況や要望などを内容としたアンケートに取り組むことを検討しています。5月に訪問マニュアル作りや訪問計画を立てて、6月~7月にかけて、訪問する地域に住んでいる職員を中心に、職員と一緒に100軒の訪問を目標にしています。

4月に行われた友の会稜北地域協議会では、「『安心カード』普及とアンケートの取り組みについて、9月に行われる全日本民医連共同組織活動交流集会で報告していこう」「職員と一緒に訪問して、新入職員にも友の会活動を知ってもらおう」などの意見が出されています。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2011年5月1日

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