函館からの距離20キロ ストップ大間原発

 3月11日に起きた東日本大地震。福島第一原発での放射能事故は、「安全神話」が崩れただけでなく、出口の見えない状況になっています。  青森県大間町に建設中の原発は、ウランを燃料とする原発と違って、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムと新たなウランを混ぜた燃料(モックス)を軽水炉で100%使用する原発です。1995年の原子力委員会決定では、大間原発は、「中期的な核燃料リサイクルの中核的担い手である軽水炉によるモックス燃料利用計画を拡げる」とされ、2014年11月の営業運転に向け建設中です。  5月15日に建設中の大間原発の視察を行った民主党の岡田幹事長は、「既にできているもの、できつつあるものは、安全性を高めながら利用しないと、日本の電力が賄えないのも厳然たる事実」と、建設継続を容認しています。  「ストップ大間原発道南の会」では大間原発建設差し止め訴訟を起こし、5月19日に第2回口頭弁論が行われ、建設反対運動がすすめられています。
下北半島の原子力施設を見学して
日本共産党函館市会議員 本間 勝美 
 福島原発の事故以来、函館でも原発や放射能に対して不安や関心が広がる中、大間を含む下北半島の原子力施設の見学を行うツアーが5月21日~22日に行われました。道の駅「なとわえさん」の対岸のむつ市には使用済核燃料中間貯蔵施設が巨費を投じて建設中です。よく晴れた日には函館からも見ることができる東通村には、太平洋に面して東北電力東通原発が稼働中で、その隣には東京電力も原発を建設中です。  東通村の村役場を中心とした地域には驚くほど立派な公共建築物が建てられ、電源立地促進対策交付金施設と書かれたプレートが貼られています。  建設中の大間原発からは函館山や五稜郭タワーの姿もうっすらと見ることができ、参加者は大間と函館の近さを実感していました。大間では函館のテレビ、ラジオの放送を視聴することができ、FMいるかも聴くことができます。  現地反対集会が行われた「あさこはうす」は、大間原発敷地のど真ん中にあり、民有地がある原発は世界でもここだけではないでしょうか。大間原発の進捗率はまだ37%。大間町民は中止と言うことが出来ません。建設中止は、最短で約20キロメートルの函館市民と道南の住民の運動にかかっています。 原発反対の砦「あさこはうす」 「大間の海は宝の海」と語り、土地を売ることを拒否し続けた故熊谷あさ子さんが建てたログハウスです。大間原発の炉心予定地から約300メートルの所に建てられ、原発反対運動の砦となっています。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2011年7月1日

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