体を動かして (29) 腰部脊柱管狭窄症 ~原理・症状・運動療法~

今回は腰部脊柱管狭窄症の原理・症状・運動療法について説明したいと思います。 腰部脊柱管狭窄症  腰部脊柱管狭窄症は腰椎の神経が入っている部屋(脊柱管)が狭くなる病気のことを指します。一般的には加齢的変化により腰周囲の骨、靭帯、筋肉、椎間板、関節が退行変性を起こし、脊柱管が狭くなってしまいます。(図参照) それにより、脊柱管内で神経組織の圧迫や、神経の血行障害が起こります。
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腰部脊柱管狭窄症の症状 自己診断ツール(チェックリスト) ・しばらく歩くと下肢や腰の痺れ感や疼痛が増強するが休むと楽になる(間欠性跛行) ・慢性的な腰痛、臀部痛 ・下肢痛‥主に大腿後面・下腿外側、後面への鈍痛 ・長時間の立位や歩行困難 運動療法  腰部脊柱管狭窄症の方は、腰背部の張り感を強く訴えます。そこで重要になってくるのが、①腰背筋のリラクセーション、②腰背筋を中心とした体幹筋強化です。下記に運動例を示しますので、参考にしてみてください。 ①腰背筋のリラクセーション 腰背筋のリラクセーションと疼痛の除去には筋ストレッチングが有効です。
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方法 椅子に腰掛け、片方の足を抱え 胸に近づけるようにします。 5秒保持×5回
②腰背筋を中心とした体幹筋強化 持続的腰背部筋の疲労や不良姿勢によって腹部周囲の筋力が低下します。
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方法 椅子に腰掛け、ややお尻を前方に出し、 背もたれに背中がつかない程度に体を 倒し保ちます。5秒保持×5回
腰部脊柱管狭窄症は50~70歳代での発症が特に多いです。似たような症状がある際には、すぐに近くの整形外科を受診してみてください。また、予防のため運動も行いましょう。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2011年8月1日

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