体を動かして (30) テニス肘について

今回は、テニス肘を紹介します。テニス肘は、テニスをしている人だけの病気ではありません。家事をしている主婦やゴルフ愛好家にも起こり得る病気です。 <症状>  ものをつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出現します。多くの場合、安静時の痛みはありません。  中年以降のテニス愛好家に生じやすいのでテニス肘と呼ばれています。「テニス肘」といっても、テニスをする人だけに見られる症状ではありません。ゴルフ・主婦・ピアノ・事務仕事など手や腕を酷使することで生じます。ほとんどの方は、外側に痛みが出ます。  主婦の方がお料理でフライパンを返す様子、雑巾を搾る、ジャムの缶をひねって開ける、事務仕事中に棚に置いてある重たいファイルを取るなどいずれも手首を甲側に反らせて行う作業の繰り返しにより、痛みが出てしまうのです。 <予防と治療>  治療には保存療法と手術療法がありますが、ここではストレッチと筋力トレーニングをご紹介します。これらは、再発防止にも効果があります。
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①ストレッチ (右肘がテニス肘の場合)  ストレッチはまず、右腕を前伸ばして、手のひらを下に向け、指先を左手で持ち、手前に引っ張るように手首を曲げます(右の図参照)。静止30秒×3回。  次に、右手のひらを上に向け、左手で指先を持ち、手前に引っ張るように手首を曲げます。静止30秒×3回。  痛みが強いとき以外は、慢性で痛みを感じているときでも行ってください。 ②筋力トレーニング  1~2㎏程度の鉄アレイ(砂を入れたペットボトルでも可)をゆっくり持ち上げる動作を1日10回行います。筋力トレーニングは、痛みがある時期に行うとかえって症状が悪化してしまうので、必ず痛みがとれてから行ってください。 もしこれらの症状に覚えのある方は無理をせず受診し、医師の指示に従ってください。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2011年9月1日

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