体を動かして (31) 口腔ケアについて

体を動かす体操ではありませんが、口腔ケアも日常場面では重要な活動のひとつです。食事をしたあとはついついのんびりしたくなるものですが、食前食後の口腔ケアはとても意味があるので、紹介したいと思います。 ①誤嚥性肺炎を予防します  うがいも重要ですが、しっかり歯磨きをすることでお口の中の細菌を取り除くことができます。お口の中に細菌が残っていると、不潔な唾液を飲み込んで肺炎になる場合もあるのです。 ②口臭予防につながる  お口の中の衛生を保つことで、口臭予防につながります。気になることがひとつ減ると外出などの意欲につながります。 ③入れ歯はお口の中の細菌を蓄えやすい  入れ歯は細菌の貯蔵庫になっている可能性が高く、入れ歯の清掃はとても大切です。また、就寝時には入れ歯を外し、入れ歯用洗浄剤を使用するとさらに良いといわれています。高齢になると痩せたりして入れ歯がゆるくなる方も多いかと思います。しかし合わないからと外しておくと、健康状態が悪化する確率が上がるといわれています。  確かに食欲や外出なども億劫になるかもしれません。また、入れ歯装着時は歩幅の拡大、歩行リズムが安定するといわれ、外すと歩行にも影響を及ぼし転倒の可能性を助長するという可能性もあります。 〈磨き方〉 ①入れ歯は外しましょう。 ②軽くうがいをしましょう。 ③歯ブラシの毛先を、歯と歯肉の境目に当て、毛先の方向が45度~90度の角度になるようにしましょう。 ④毛先が歯と歯の間に入り込むように届かせ、適度な力で歯を押さえましょう。 ⑤押さえたまま、歯ブラシをその場でわずかに前後に振動・往復させましょう。 ⑥歯ブラシの毛先を使い分け、歯と歯肉の境目に当て、1本ずつきれいにしましょう。 ⑦力を入れすぎない為に、歯ブラシは鉛筆を持つように持ちましょう。 ⑧歯並びが悪い場所は歯ブラシの向きを変えながら、しっかり当たるように工夫を。 ⑨入れ歯の留め具がひっかかる歯は特に入念に。 ⑩歯と歯肉の境目は特によく磨きましょう。 ⑪最後もしっかりうがいしましょう。  その他、舌の汚れをとる舌ブラシや歯と歯の間の汚れをとるデンタルフロス、入れ歯用の歯ブラシなど、様々な口腔ケアグッズも販売されています。みなさんもご自分に合うものを探してみてはいかがでしょうか。  基本として「歯のあるひとには歯ブラシを 歯のない人にも歯ブラシを」といわれています。しっかり歯磨きをして、いつまでもおいしく食事ができるように心掛けていけたらいいですね。
1003_02.jpg
上から入れ歯用の歯ブラシ、デンタルフロス、舌ブラシ(下2つ)

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2011年10月1日

▲このページの先頭へ

© 医療法人 道南勤労者医療協会