函館地方社会保障推進協議会主催 「どうなる?介護保険」シンポジウム

「どうなる?介護保険!」をテーマとしたシンポジウムが、11月5日に亀田福祉センターで行われ、100名を超す市民の参加がありました。西川康之氏(函館市介護高齢福祉課長)、三谷真理氏(函館市地域包括支援センター連絡協議会会長)、中川裕久氏(函館市デイサービス・訪問入浴連絡協議会会長)、酒井雅子氏(函館市ヘルパーステーション連絡協議会会長)が、それぞれの立場から2012年4月から改定される介護保険法について報告しました。
24時間対応、痰の吸引など問題も  西川氏は、函館市の人口と高齢化率の推移や要介護認定者数の推移、2012年4月改定の介護保険法の内容について説明しました。  三谷氏は、今後、高齢者専用集合住宅など多彩な「住まい」が整備されていく見通しを紹介し、適切なサービス利用手続きや医療との連携などにおいて福祉的支援が必要と訴えました。  中川氏は、デイサービスに関しては国でも検討中であり改正点は不明であるとして、現状のデイサービスの内容や問題点について話しました。  酒井氏は、研修を受けたヘルパーによる痰の吸引などの医療行為は、安全が保たれるのか、危険性が高いことなど問題が多いと指摘。研修期間中の賃金保障をどうするのかという問題もあると訴えました。また、規模の大きい事業所でないと24時間対応の定期巡回・随時対応はできない。対応できない事業所は、厳しい状況になる危険性があると指摘しました。 参加者から不安・要望の声 <訪問看護を受けながら夫を看取った家族>  介護職員による痰の吸引や経管栄養などの医療行為ができるようになることは、それだけ重症な患者さんが病院から追い出されてしまうのではないか不安です。私は看護師の資格をもっていたから何とか自宅で療養させることができたが、医療の知識をもっていないとカテーテルの管理や吸引は、受ける患者にとっても不安がある。 <訪問看護に従事している看護師>  患者さんの状態が悪くなったらすぐに入院できる保障がなければ、非常に不安を感じる。自宅で介護する、入院する、施設に入るなど、患者や家族の状況に応じていつでも選択できる函館市をつくっていただきたい。                     ◇     ◇  他にも、「24時間対応の定期巡回を受けると料金はいくらか」、「間もなく年金を受けるようになるが、高齢者住宅に住んで、『外付け』の介護サービスを受けたら費用はいくらくらいになるのか。年金生活で必要な介護サービスを受けられるか心配」など、不安の声が多数出されました。 署名にご協力ください 「安心できる介護の保障を」の署名は、11月12日現在で2、474筆の署名が寄せられています。引き続きご協力をお願いします。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2011年12月1日

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