まちづくり月間の取り組みから

 昨年10月~11月に取り組まれた「まちづくり月間」では、目標を超える629名の会員拡大をはじめ、32の友の会で懇談会や交流会など行い、述べ755名の友の会員が参加するなど、大きく取り組みがすすめられました。南桧山地域協議会で取り組まれた65歳以上の友の会員を対象に行ったアンケート調査、長万部友の会三役会議で話し合われている「高齢で独居の会員さんへの関わり」、稜北病院での東日本大震災の避難者を対象にした相談会について紹介します。

南桧山 65歳以上の友の会会員アンケート結果から

 友の会南桧山地域協議会では、65歳以上の友の会員を対象にアンケート調査を行い、83名の方に協力をしていただきました。結果について報告します(稜北、函診、北渡島桧山の各地域協議会は6月~7月に行った春の地域訪問行動で、同様のアンケートを行っています)。
 「世帯構成」では独居世帯が48.2%、高齢者二人世帯が33.7%でした。この内、75歳以上の方では独居世帯が52.5%、高齢者二人世帯が31.1%で、独居世帯が4.3%高くなっています(グラフ参照)。「困りごと」としては(複数回答可)、①病気、②介護保険料が高い、③国保料が高い、の順になっています(グラフ参照)。75歳以上の方では、買い物、交通手段を挙げる方が増えています。
 「一カ月の外出回数」は、80歳以上では、外出回数1~2回が49%でした。高齢者を孤立させない取り組みが求められています。

世帯構成 円グラフ
困りごと 円グラフ

長万部 一人暮らしの友の会員さんの死をきっかけに

 昨年12月、一人暮らしの友の会員(男性、80代)さんが、自宅で亡くなられました。死後、10日ほど経っていました。長万部友の会の懇談会や交流会などに参加されている会員さんでした。長万部友の会では、「安心カード」の普及や道南勤医協だよりの宅配時に声がけを行ってきています。
 今回のことをきっかけに長万部友の会三役会議では、「高齢で独居の会員さんへの関わり」について話し合いをしてきました。「声かけを強めよう」「月に一度くらいと言わずに、何度か様子を見ることをしてはどうか」「親しい会員さんには、家族の連絡先などを知らせてもらっては」「町内会などと連携して、取り組められないか」などの意見が出されています。長万部友の会では、引き続き役員会で話し合いをすすめていく予定です。

(長万部友の会 穴澤 武久)

函館稜北病院 震災避難者相談会を開催して

 この間、東日本大震災で函館に避難された方の訪問や電話相談などを函館市の被災者支援の担当者と相談をしながら進めてきました。
 今回は、試みとして市内の町内会の会館を借りて行いました。その中で、4月に福島から函館に単身で避難している方から相談がありました。「病気で避難できない妻を地元に残し、現在別々の世帯で生活している。チラシを見て相談にきた。原発から35kmで自主避難区域に生活していたため、国からの補償はなにもない状況。しかし、病気療養のため妻がこちらに来ることは難しい。別々の生活をしていたが生活が苦しくなり医療費をなんとかできないか。 現在は、住んでいない家のローンの支払いを行っており、さらに生活を圧迫している状況。地元の行政機関等にも離れて避難しているため相談ができずにいた」とのことでした。医療ソーシャルワーカーが引き続き地元の行政機関と相談を続けていくことにしました。
 函館市の担当者と協力して、被災者にチラシを郵送して呼びかけての函館の被災者の方たちの相談は今回で5件目です。相談会は2回行ないました。いずれも、知らない初めての土地にやってきた不安や生活の問題など様々です。今後も 引き続き日常の支援を続けていきます。
 院所から地域に出て、地域の中で何が起こっているのかアンテナをさらに高く掲げて、地域の最後の拠り所になれるような取り組みをすすめていきます。

(医療ソーシャルワーカー 青木 達人)

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2012年2月1日

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