2013年新春インタビュー 稜北病院の新築事業を具体化する長期計画づくり 佐々木副理事長に聞く

 稜北病院の新築事業を具体化する長期計画づくりについて、佐々木副理事長に抱負を語っていただきました。

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病院機能評価を受審して

稜北病院は、昨年11月に病院機能評価を受審しました。いかがでしたか。

 明けまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 まず、病院機能評価の受審準備のために奮闘した職員の皆さんに感謝したいと思います。結果は2月頃に通知ということで楽しみにしています。
 病院機能評価は、日本医療機能評価機構という第三者によって、病院の活動が適切に行われているかを評価してもらうものです。全国の8,580病院のうち2,414病院が認定されています(2012年11月現在)。今回の受審にあたり、療養環境や各種業務マニュアルなどを1年かけて整備してきました。受審当日の講評では、地域連携やチーム医療、医療倫理委員会の活動や電子カルテの活用、部門別損益計算の実施などで高い評価を受け、職員の自信につながっています。
 また稜北病院では、全日本民医連の「医療の質の向上・公開推進事業」に参加しています。「医療の質の向上・公開推進事業」とは、医療指標に基づいて医療活動を集計・評価・公開し、質の改善・向上を図るものです。
 安心、安全の医療機能をさらに高めるよう努力をしていきます。

三カ年計画の取り組み

2010年度からの三か年計画の取り組みについてお聞きします。

 医師の養成では、研修医が来てくれる魅力ある病院づくりをすすめてきました。2010年には7年ぶりに研修医を受け入れ、この3年間で二名の医師の後期研修を行いました。研修プログラムは、日本リハビリテーション医学会、日本プライマリケア連合学会、日本在宅医学会の認定を受け、リハビリ、家庭医・総合医、在宅医療の専門医を取得することができる研修病院になっています。地域医療研修では八名の初期研修医を受け入れてきています。
 後継者対策では、11年度から札幌医科大学総合診療科の必修臨床実習の受け入れ施設となり、12年12月までに六名の医学部5年生の実習を受け入れてきています。
 稜北病院では回復期リハビリ病棟の体制を厚くし「365日リハビリ」の実施、市内の急性期病院との連携も広がっています。一般病棟も在宅療養支援の役割も高まり、在宅患者さんの看取りのケースも増えてきています。在宅療養支援機能をクリニックから病院に移行し、訪問診療管理数は180件までに増えました。訪問看護、訪問リハビリ、通所リハビリ、居宅介護支援という介護事業と合わせ在宅療養支援に取り組んでいます。また、NPOりょうほくのショートステイ、通所介護、訪問介護、さらに他の介護事業所との連携も広がっています。
 経営的には、稜北病院の経営構造の改善がすすめられました。法人全体では、10年度、11年度は利益計画を達成させ、稜北病院を新築するための安定した経営基盤づくりがすすみました。
 稜北病院の新築用地として、これまで借用していた駐車場の土地を購入することができました。
 12年には、病院給食をNPOりょうほくの事業に移管し、キッチンくつろぎがオープンしました。

稜北病院の新築事業を具体化する長期計画づくり

新たな「稜北病院の新築事業を具体化する長期計画」についてお聞きします。

 昨年10月に「稜北病院の新築事業を具体化する長期計画」策定委員会が発足しました。まず、基本構想を策定し、13年には最終計画を策定する予定です。昨年12月には、地域分析を行っています。
 度重なる医療制度改悪や医師問題などの中で、全国的には中小病院の経営は苦境に陥っています。医療構想の展望も描きにくい状況です。長期計画策定の討議の中で、中小病院に希望を与えるような議論をしていきたいと思っています。全日本民医連は中小病院交流集会を開催し、今後の展開について「選択と創造」をスローガンにあげました。道南勤医協の新しい長期計画づくりに生かしていきたいと思います。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2013年1月1日

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