函館稜北病院 病院機能評価ver.6.0 認定

 函館稜北病院は、今年の2月1日に、日本医療機能評価機構から病院機能評価の認定を受けました。今回の受審は「稜北病院の新築事業を展望する三か年計画」の事業でもあります。医療活動を客観的に振り返り、業務改善などの取り組みにつなげています。

受審でさらに業務改善へ

 病院機能評価では、病院が組織的に医療を提供するための基本的な活動 (機能) が、適切に実施されているかどうか評価されます。第三者として、評価調査者(サーべイヤー)が、中立・公正な立場で、所定の評価項目に沿って、病院の活動状況について評価し、一定の水準を満たしていると認められた病院が「病院機能評価認定病院」です。2013年3月7日現在、全病院8、580病院中、約28%の2,409病院が認定されています。
 病院機能評価の受審にあたり、評価項目を自己点検することにより課題が明らかになります。業務基準・業務マニュアルを整備し、合わせて医療の質の向上や業務改善、働き方の改善などをすすめてきました。また、定期的に院内を巡回し、施設の整備点検や、職員の患者さんへの対応などの点検も行っています。

8割を超える項目で高評価

 稜北病院は、2003年11月に、病院機能評価受審プロジェクト委員会を発足させました。2011年に病院機能評価受審委員会が再結成され、約1年かけて職員全体で改善を行ってきました。
 中間評価ですが、評価は非常に高いものでした。9年の歳月をかけて徐々に改善を繰り返した成果です。具体的には、中項目では、154項目中、129項目が五段階評価の四で「適切に行われている」の評価でした。小項目では、385項目中、352項目がabc評価で、a評価と高い評価でした。

今後の長期計画策定へ生かして

 内容的には、地域での連携機能が発揮されている。医療倫理委員会の構成員の半分が外部委員で、10年以上定期的に活動している。電子カルテが充分使いこなしている。院内感染対策チーム、安全マネージメントチーム、縟瘡対策など多職種によるチーム医療が行われているなど高い評価を受けました。病棟を含めた各セクションの評価も、ほぼ出来ているとのことでした。
 また、「地域の健康増進に取り組んでいる」項目では、毎月行われている地域住民を対象とした「保健教室」の取り組みも評価され、友の会とすすめる医療懇談会の重要性を再確認できました。反面、職員の禁煙率の向上。有休取得に職種間でばらつきがある。全職員を対象とした教育・研修活動は、参加率を高める工夫が必要などの指摘を受けています。
 認定されたことにより、職員の自信にもつながっています。病院機能評価受審への取り組みは一旦終了しましたが、不十分な点について引き続き改善を繰り返し、今後の稜北病院の新築事業を具体化する長期計画の策定へ踏み出して行きます。

病院機能評価受審担当部長 吉田 清司

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2013年4月1日

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