健康あらかると スポーツ(体力向上)からリハビリまで、ノルディックウォーキングは応援します

臨床検査技師 百島 直子

今、日本では「歩かない、歩けない」が主な原因で、様々な健康問題が生じています

 子どもたちは基礎体力の低下や肥満の増加、中高年者ではメタボリック症候群や生活習慣病、ストレス性疾患の増加、また加齢に伴う身体機能の低下や寝たきり高齢者の増加とその支援・介護の負担増です。

ノルディックウォーキング(以下NW)は「歩く」事にこだわる大衆的(幅広い年齢層で実践可能)健康運動法です。それは2本のポールを使うことで、絶大な効果をもたらします

 NWは基本的には通常のウォーキングと差はありませんが、ポールを使うことでいろいろな効果を生み出しています。
 立った姿勢が安定したままストレッチングが行える・ポールが支えになり可動域が大きくなる・身体を引っ張る牽引効果が高い・歩幅が広くなり運動エネルギーが上昇・上半身の筋肉も使うので消費エネルギーは20~30%アップ・下半身の負担は25%軽減・背筋が伸びた腰高の美しい姿勢が可能となる、など。

歩行困難者も高齢者も、運動不足で生活習慣病が気になる方も、誰もが実感できるポールの力を紹介します

  1. ① 転びにくい
     腕の延長としてのポールが身体を支え、4本足で立っているような安心感が得られる。
  2. ② 歩きやすい
     2本のポールで歩くと、衰えた筋力(背中や腰が丸くなる)のバランスが良くなるし、全身運動なのにポールに支えられて辛くない。
  3. ③ まっすぐ立てる
     ポールを両手で持つと体のゆがみがとれ、左右のバランスが良くなり、姿勢も歩き方も本来の美しさや働きを保つことができる。
  4. ④ 呼吸が楽になる
     胸が開いて、肺など内臓への圧迫が減る。
  5. ⑤ 足腰にやさしい
     2本のポールに体重を分散させると、足、腰、膝にかかる負担が軽くなる。
  6. ⑥ 全身の血行促進
     ポールを使うと肩や背中、肩甲骨など上半身も動かすため、全身のおよそ87%(普通の歩きでは65%)の筋肉を使うため、体全体の血行が促進され消費カロリーもアップする。
  7. ⑦ 視界が広がる
     目線が足元から前方へ向くので「目の前の景色が変わる」。外出機会が増えることで「新しい景色に出会える」。
  8. ⑧ 仲間ができる
     四季折々の自然の中でウォーキング仲間と語らうひと時が、明日を迎える活力につながる。

 実際、いくつかの病院施設で、膝・股関節痛患者のリハビリに、パーキンソン病患者の歩行改善に、廃用症候群の予防の観点からも、2本のポールを使ってのNWの実践がされているとの報告があります。

 季節は春、まずはポールを持ってストレッチとウォーキング始めてみませんか。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2013年4月1日

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