友の会と一緒にHPHの取り組みを

 5月に行われた社員総会で、稜北病院の新築事業を柱とする長期計画の医療構想骨格案の一つとして、ヘルスプロモーティングホスピタル(HPH:健康増進活動)への登録をすすめることにしました。

 HPHはWHO(世界保健機関)が提唱したもので、住民が健康に働き暮らすことが可能な支援的環境づくりを、病院の使命と自認するものです。HPHは2010年3月時点で41カ国、地域の777施設が加入する世界的ネットワークへと急速に発展しています。HPHは、取り組みに対する科学的な根拠、取り組みの可視化がキーワードとされています。さらにヘルスプロモーションに対する医療者側の積極的な介入を必要としています。友の会と一緒に健康づくり、住みつづけられるまちづくりをすすめていく上でも、HPHへの登録は活動推進の力になることでしょう。

 全日本民医連は2月の評議員会決定で、「WHOがめざすHPHの理念は、『究極の目標は、平和であり、最大の敵は貧困』です。HPHは、職員・共同組織・地域住民が、『健康の自己主権』を実現し、『疾病の自己責任』論を克服していくことにつながるものです。民医連内外でHPHの加入・実践を広げ、全日本民医連は『日本支部』結成にむけ役割を果たしていきます」と掲げました。

日本初の登録は民医連・千鳥橋病院(福岡県)

 千鳥橋病院では、マンション住民の「助け合いの会」と協力し、「地域の保健室」として、健康増進を目的とした「保健室相談会」を行なっています。「保健室相談会」では、10分間の総合スクリーニング(認知症、うつ、転倒、失禁)、健康チェック(血圧、体脂肪、視力検査など)、専門職による健康づくりアドバイス、なんでも相談(カウンセリング)を行なっています。参加者の平均年齢は76.3歳。体調が悪い時しか医療機関にかからない方、介護保険を利用されていない方も多く、困った時の相談窓口としての役割は大きくなっています。「地域の保健室」の関わりによる変化は、病院が関わることで安心感があること、集まることにより、一人で抱えず健康を維持していく情報交換の場となっていることです。

友の会とともにヘルスプロモーションの取り組みを

 道南勤医協では友の会と共同で、「地域保健教室」を町内会単位で開催しています。各地域の友の会では、健康づくりの取り組みが盛んに行われてきています。「ストレッチ」や「太極拳」、最近では「ノルディックウォーキング」や「ふまねっと」に取り組む友の会が増えています。健康づくりは、11の友の会ですすめられています。

 中央友の会では、10年以上前から「ストレッチ教室」に取り組んでいます。函館民主商工会の二階を会場に、毎週火曜日の13時30分から2時間程度行われ、参加者も毎回25~30人と大人数で行われています。当時は、函館診療所の空きスペースを友の会に有効活用してもらおうと始められたストレッチ教室。「家にいて一人で行うストレッチは長続きしないけれど、みんなでやることが楽しくて、長続きします」「いまの健康状態が長く続くよう、できるだけ参加しています」「体力がついてきて、背筋が伸びてきたと家族からも喜ばれています」などの感想が聞かれます。

 これまでの取り組みを生かし、HPHの登録をめざしましょう。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2013年8月1日

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