全道友の会活動交流集会in函館開催

 北海道民医連の「全道友の会活動交流集会」が9月28日~29日に函館国際ホテルで行われ、全道から約350名が参加しました。①情勢の認識を一致させること、②全道の友の会の活動の交流、③10~11月の共同組織月間の成功を主な目的に開催されました。

記念講演「憲法を 活かす時代へ」

伊藤千尋氏(ジャーナリスト 朝日新聞記者)

 朝日新聞社に入社後、サンパウロ、バルセロナ、ロサンゼルスなどの海外勤務や世界各地での取材で経験したことを紹介しながら、「憲法は、生活に活かしてこそ価値がある」と訴えました。講演の要旨を紹介します。

 アフリカ沖のカナリア諸島に、「憲法九条の碑」があります。スペイン語で日本国憲法九条が刻まれています。市民が平和を考える広場として「ヒロシマ・ナガサキ広場」をつくったときに、九条の碑を建てたのです。

 南米エクアドルでは米軍基地を追い出し、憲法に九条を取り入れました。九条は世界の平和の象徴になっています。

 コスタリカでは、日本に次いで二番目に軍隊を放棄する憲法がつくられました。軍事費が国の財政の30%を占めていた時代に、「軍事費で社会は発展しない、社会の発展には教育が必要」とし軍隊を放棄して、「兵士の数だけ教師を」のスローガンを掲げ、30%の軍事費を教育費にまわし国づくりをすすめています。

 「憲法を知らないで、どう生きていくのか。憲法を知らないで、どうたたかっていくのか」と、道端で売られている憲法の本を買う、子どもを抱いたべネズエラのお母さん。自分たちの生活を守るために、よくしていくために日常的に憲法が使われ、憲法に近づけようとするのは世界の常識です。平和憲法ができて、間もなく自衛隊をつくって、今では集団的自衛権もできると解釈し、九条を変えようとしています。平和憲法を充分に使ってだめなら変えればいい。何も使ってないのに変えるのはおかしい。今こそ憲法を活かす時代です。

分科会 全道の先駆的な取り組みから

認知症サポーター養成を積極的にすすめて(勤医協札幌東友の会)

 厚生労働省は2005年から「認知症を知り地域をつくる10ヵ年」構想の一環で、「認知症サポーター」を全国で100万人養成する取り組みをすすめています。「認知症サポーター」とは、認知症を正しく理解し、認知症の方やそのご家族を自分のできる範囲で暖かく見守り支えていく人のことです。

 長年、友の会活動に携わっていた会員が認知症になったことをきっかけに、認知症の正しい理解と日常的な関わり方を学ぶために、また、地域で高齢者の暮らしを支える取り組みとして、2011年度から、認知症サポーター養成講座を地域包括支援センターや勤医協在宅医療福祉協会の協力で開催しています。友の会員や住民に呼びかけ、昨年は年間で90人余のサポーターを養成し、今年も秋の月間の「学習講座」として計画しています。

一声かけ・見守り活動(十勝勤医協友の会連絡協議会)

 高齢者の孤立死がニュースで取り上げられる中、昨年の友の会連絡協議会総会で、「高齢者単身世帯、高齢者世帯、障がい者をかかえる世帯、母子・父子家庭やその他生活困窮者など、支援が必要な方に寄り添い、日常的に支え合える関係をつくる」ことを重点課題として確認。友の会員の75歳以上の名簿をもとに、宅配者や近所からの情報を加え対象世帯をあげ、「一声かけ運動へのご理解を」のチラシを配布し、取り組みをすすめています。

 宅配時、留守宅には再度訪問したり、メモ書きを添えたりしています。「『買い物に行くけれど、ついでに買うものない?』など気軽に声かけができるようになった」「一声かけ・見守り活動に、友の会が遂に足を踏み出した。友の会で頑張ってきてよかった」などの声が寄せられています。この取り組みの中で、十勝勤医協帯広病院の患者でもある大家さんから「アパートの住民が3日間位ご飯を食べていない。様子がおかしい」と連絡が入り、受診につながった事例もありました。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2013年11月1日

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