健康あらかると 夏だけではない!脱水の危険性

言語聴覚士 高橋 鈴音

 あなたは1日にどれくらいの水分をとっていますか?「コップ1杯」「500mlペットボトルくらいかな?」・・・それでは水分は全然足りません!

 食べることに意識が向きがちですが、水分も大事な栄養素です。この機会に脱水による危険性について考えてみましょう。

【脱水って何?】

 脱水とは、尿や汗など身体から排出される水分量の増加、水分摂取量が不足することで、身体の水分量が減少した状態を指します(大人で体重の約60%、子供で体重の約80%以下が減少した状態です)。

【危険性】

 脱水を放置し、重症になると血液がドロドロになり脳梗塞や意識障害を起こす危険性や腎疾患の危険性もあり、最悪死に至ることもあります。

【症状・原因】

 まず、あなたが水分をあまりとらなくなった理由は何ですか?多くの方が「トイレに行く頻度が増えるから」「のどが渇いていないから」との理由ではないでしょうか?その考えは危険です。

 下記のような症状がある場合は注意が必要です。

  1. 1.ぼんやりとして元気がなくなった
  2. 2.微熱や頭痛・身体が怠い
  3. 3.口が乾きやすい(高齢者では感じにくくなる)
  4. 4.尿量が減少した
  5. 5.皮膚が乾燥している
  6. 6.食欲が減った
  7. 7.めまいがある

 ではどのような時に水分量は足りないのか。

  1. 1.朝起きたとき
  2. 2.運動をした後、汗をかいた後
  3. 3.入浴後
  4. 4.暑い夏の日
  5. 5.乾燥している時期(特に冬は水分をとる回数が極端に減ってしまいます)
  6. 6.風邪を引いているとき

【1日に必要な水分量】

 1日に必要な水分量は計算式で算出されます。

体重×年代層ごとの値=1日の必要水分量

     →幼児 100~120、子供 50~100
       成人 50、高齢者 40

例) 体重50キロ、年代ごとの値 高齢者→40
   50×40=2000(2リットル)

【対策法】

  1. 1.食事をしっかりとる
     私たちは食事に含まれる水分からも補給しています。最近食欲がないと感じている方も食べられる時に食べられる分だけでも良いのでご飯を食べるようにしましょう。私たちは3食摂取のうち水分を約1リットル補給しています。
  2. 2.必要な水分の摂取量を確保する
     食事以外に水分を1リットル飲むように心がけてみましょう。コップ1杯200mlと考えると、1日に5回飲むと1リットル摂取していることになります。また、ゼリーからも水分は摂取できます。
     → TVを見ながら、友達や身近な方とお喋りしながらなど。またお風呂上がりや運動後に飲む習慣をつけることも大切です。
  3. 3.部屋の中を乾燥させない
     → 加湿器や洗濯物で部屋を保湿しましょう。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2014年4月1日

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