宅配時にひと声かけて

 高齢化と貧困が広がる中、孤立化が心配されます。経済的に厳しくなると交際費を減らしたり、介護保険の対象になっても利用料負担でサービスを使わないなど、地域とのつながりが途絶えがちになります。孤立させない取り組みとして、気軽に集える場所づくりや、見守り、安否確認など行っている町会などもあります。「道南勤医協だより」宅配の時の「ひと声がけ運動」の取り組みが注目されています。

「大腸がん検診、異常なかった」と喜ばれ

函館市 川内 和夫さん

 宅配は14部ですが、声がけをしながら回ると半日はかかります。新しい会員には、必ず訪問して挨拶をしてきます。顔見知りになると、友の会の懇談会や交流会のときに、誘いやすくもなります。宅配先で「大腸ガン無料検診を受けたけど、異常なしのハガキがきて安心しています」と言われたりすると、声がけをしていて良かったなと思います。

 宅配先では「何かあったら電話でもしてください」と話しています。今まで相談ごとはありませんが、「上がって休んで行って」と声を掛けられ、1時間も話し込まれることも度々あります。年金生活で時間もあるので、できることかもしれません。宅配部数が多いと、声をかけることも難しくなると思います。多くの友の会員で分担してできるといいですね。

「忙しいのに、ごめんね」と声かけて

函館市 上田 弓人さん

 「忙しいのに、ごめんね。大したことでないけど、元気にしているかい。たまには顔を見たくて」と、インターホーンに向かって声を掛けると、「なんも、いいんだよ」と玄関を開けてくれます。道南勤医協だよりの宅配は、30部位です。宅配の時に声がけをする中で、「この地域にも友の会の集まりがあったらいいね」「行事があったらいいね」という要望が多く聞かれ、1年半前に美原1丁目友の会をつくりました。懇談会や交流会を行い、喜ばれています。

挨拶して顔を覚えてもらい

江差町 山口 花さん

 娘と同居し、移り住んで2年半になります。移り住む前の地域には20年以上も住んでいたので、「ここは高齢者世帯」「ここは高齢の1人暮らし」など地域のこともよく知っていたので、宅配時の声がけはしやすかった面もありました。今はこの地域を知るためにも、挨拶することを心がけて宅配しています。

 高齢の方が多く、友の会の行事にも足を運ぶのが大変になってきています。行事に出てこられなくても、友の会の取り組みを知ってもらおうと声をかけています。そのうち顔も覚えてもらって、いろいろと話ができるようになれればと思っています。

添えられた手紙に励まされ

函館市 岩下 英子さん

 毎回ではありませんが、留守宅には手紙を置いています。季節のあいさつと合わせて、大腸がん検診のおすすめや、懇談会の案内、その時々のとりくみについて書いています。

 宅配のとりくみに参加していなかった頃、道南勤医協だよりと一緒に「風邪、ひいていませんか」と手紙を頂いたことがありました。外出するのが億劫になっていた頃でもあったので、この手紙に励まされました。「人とつながっているんだ」という気持ちになり、うれしかったので、私も、留守で声がけのできなかったお宅には、手紙を添えることに心がけています。

友の会の出番です

 6月~7月は「春の地域訪問行動」が取り組まれます。訪問しながら、友の会員の状況を把握し、高齢者世帯や、高齢者の1人暮らしの会員宅には、「道南勤医協だより」の宅配時の「ひと声がけ運動」のとりくみに繋げていきましょう。友の会の出番です。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2014年5月1日

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