健康あらかると あなたも〝血管年齢〟を調べましょう!

検査科科長 滝沢 智春

【〝血管年齢〟・・・お聞きになったことがありますか?】

 血管年齢とは文字通り血管の年齢の事をいい、動脈硬化の状態を知る目安とされ、血管年齢が実年齢に比べて大幅に高い場合、動脈硬化が進んでいると判断できます。また、実年齢と比べてどのくらい高いかを知る事で、脳卒中や心筋梗塞などの命にかかわる病気を防ぐ手立てになります。

 動脈硬化とは動脈血管壁にコレステロール等の脂質が沈着し、血管の細胞が増殖したりして、血管が弾力性を失い、硬くなるとともに、内腔が狭くなる(狭窄)状態です。動脈硬化の危険因子には、高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、肥満などがあり、動脈硬化の進行を放置すると、狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・脳出血・閉塞性動脈硬化症などを引き起こす原因となります。

【血管年齢を知るには】

 「動脈硬化の程度や血管(動脈)のつまり具合やしなやかさを知る検査」として血圧脈派検査があります。血圧脈波検査は、動脈の硬さ(CAVI)と動脈のつまり具合(ABI)を調べるために行われる検査で、ベットに横たわり左右上腕と左右足首の計4か所の血圧を測ります。検査は4~5分ですぐに終わりますが、動脈硬化の進行具合を即座に測定してくれる優れものです。血圧脈波検査の項目CAVIは、動脈の硬さを見る検査です。正常値の9.0を超える50%の方は、心臓や脳の動脈硬化が進んでいると考えられます。

 CAVIの最適値は6.8~8.2とされており、CAVIの数字から血管年齢も測定出来ますので実際の年齢と比べてどのくらい若いか又は老化しているかが分ります。血圧脈波検査でいい結果が出るとうれしいですし、是非一度正常値か検査してみて下さい。

血圧脈波検査 正常値
動脈の硬さ(CAVI) ~9.0(7.5±0.7が最適)
動脈のつまり(ABI) 0.9<ABI<1.3

 次に血圧脈波検査の項目ABIは、動脈のつまり具合を見る検査で、0.9未満の方は動脈硬化が進んでいると考えられます。また1.3を超える方は動脈血管内側にカルシウムが蓄積され石灰化した最終段階を指します。

 高血圧・糖尿病・高脂血症などの慢性的な病気をお持ちの方は、この血圧脈波検査を定期的に受診される事をお勧めいたします。また、動脈硬化の診断には、血圧脈波検査と共に頚動脈エコー(超音波)検査も有用です。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2014年6月1日

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