「函館稜北病院のリニューアルを柱とする5ヵ年計画」を決定

 5月18日行われた道南勤医協第53回通常社員総会で、「函館稜北病院のリニューアルを柱とする5か年計画」が決定されました。建設工事は2015年度着工、完成は2016年度をめざします。診療機能の集中化のため、2014年10月31日をもって函館診療所を閉院することになりました。

函館稜北病院のリニューアルがめざすもの

 函館稜北病院の建物の3分の2は旧耐震基準のままになっており、地震に強い建物にする必要があります。また、患者さんの療養環境の改善もはかります。現在、2病棟は、1床あたりの面積は6・4㎡ですが、3病棟は4・3㎡と大変狭くなっています。今回の診療報酬改訂で、函館稜北病院が検討をすすめている「地域包括ケア病棟(*)」は1床あたり、6・4㎡となり、対応も必要になります。

*地域包括ケア病棟は、急性期の治療が終了した患者さんの在宅復帰等へ向けた経過観察やリハビリ、在宅復帰支援、在宅療養中の患者さんの急変時における治療などを行う病棟です。

3階病棟(一般病棟)

 一般病棟の役割として、①在宅療養者の急変時における受け入れなど、在宅医療の後方支援機能、②総合診療医・家庭医を目指す研修医に対して魅力ある研修施設、③様々な社会的困難を抱える患者さんの最後の拠り所などがあります。

2階病棟(回復期リハビリ病棟)

 地域では回復期リハビリ病棟の医療ニーズが今後増加すると見込まれます。引き続き365日リハビリの体制をとりながら、質の高いリハビリの提供をすすめます。

外来医療

 糖尿病など対象疾患を絞り込んだ慢性疾患管理のチーム医療の構築、療養指導の強化とともに、高齢者にやさしい外来医療を内科、整形外科、リハビリテーション科が連携してすすめます。「独居」「認知症」「介護サービス未契約」といった条件をもつ高齢者の場合は、外来での早期介入、介護サービスへの橋渡しが必要になります。介護が必要とされる高齢者へのかかわりを強化します。

在宅医療

 患者さんの「住み慣れた地域で」の声を大切に、その人の人生に寄り添いチームで支援をすすめてきた訪問診療は、強化型在宅支援病院として、今後も強化します。

函館診療所を2014年10月31日をもって閉院します

 今後、入院・外来・在宅の医療が大きく変わります。この変化に対応しながら、医師体制などを守り抜くには、函館稜北病院・稜北クリニックに函館の診療を集中しなければなりません。そのため、函館診療所の閉院を決めました。

 道南勤医協創設の診療所として函館診療所は出発し、道南勤医協の発展を支えてきました。長年、函館診療所を守り、発展を支えていただいた友の会や地域の皆さんにお礼申し上げます。

 函館診療所で長年培った、身近で、分け隔てなく、親切でよい診療をすること、貧しい人や困っている人を助け合うことなど、函館診療所の歴史は道南勤医協全体で引き継いでいかなければなりません。

 閉院後は、従来送迎サービスを利用されていた患者さんに加え、稜北クリニックに通院するのが困難な方へ、送迎体制を充実し対応します。

 大変ご不便、ご迷惑をおかけしますが、引き続き、ご利用くださいますようお願いいたします。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2014年8月1日

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