福島原発事故後、函館に避難大間原発の建設中止訴えて

 福井地裁での大飯原発3、4号機の再稼働の運転差し止め判決、函館市の国と電源開発に対する大間原発建設差し止め訴訟など、原発ゼロの取り組みが広がっています。福島原発事故後、函館に避難され、大間原発反対の取り組みをすすめる、きずな健康友の会の永井菊子さんにお聞きしました。

東京にもホットスポットが

 函館に避難する前は、東京都江戸川区に住んでいました。住んでいた近くは、福島原発事故以後、ホットスポットになっていました。3月下旬になって、水道水から高い値の放射線量が検出され、乳幼児には飲ませてはいけないという知らせが出されました。また、家から5分と離れていない畑の小松菜からも高い値の放射線量が検出されていました。スーパーや自販機のペットボトルの水は品切れ状態が続いていました。当時5歳と3歳の孫には、外遊びを制限させ、帽子をかぶり、マスクをつけて外出させていました。福島から200キロも離れているのに、自宅近くにホットスポットがあることに不安を抱き、妊娠3ヵ月の娘と孫の安全を考えて、夫、息子、娘の夫を残して、4月に入って4人で函館へ避難しました。

 北海道には、娘が小学生の頃、今金のピリカに山村留学の経験があり、その時の里親に頼ろうと思いましたが、孫の保育所や病院、娘の出産のことを考え、知人は全くいないが函館に避難することを決めました。姉が新婦人に入っていて、新婦人函館支部を通して、色々とお世話になりました。

きずな健康友の会と出会い

 大間原発反対のとりくみは、きずな健康友の会と関わるようになってからです。道南母親大会できずな健康友の会の活動を知り、食事づくりのボランティアとして関わることになりました。きずな健康友の会で行った大間原発の学習会などを通して、世界でも例のないフルモックスを燃料としている危険性や、函館から20キロも離れていないことなど、知れば知るほど大間原発の怖さがわかってきました。

 プラカードを作り、大間原発反対の集会や、バイバイ大間原発はこだてウォークなどに参加しています。きずな健康友の会の人達に「3月11日大間原発ストップ風船とばそうプロジェクト」の賛同金をお願いしたら、1万5千円も集まりました。5月に戸井で行われたバイバイ大間原発はこだてウォークには7人で参加。7月20日に大間で行われた集会では全国から600人以上集まり、デモの途中、後ろを振り返ると最後尾が見えないほどの行進で、運動の広がりに驚いています。一方で、大型クレーンが何本も建ち、大間原発建設工事がすすめられている現状を見ると、反対運動を大きくすすめなければとも思いました。

 「原発のない北海道の実現を求める全道100万人署名」(以下、100万人署名)をお願いすると、多くの方が快く協力してくれます。「道南勤医協だより」を宅配しながら、友の会員さんや地域の方にお願いしました。バインダーに、署名用紙と「大間原発を建設してはいけない10の理由」などの資料をコピーして、クリーニング店に置いてもらいました。「署名用紙がなくなったので、持ってきて」という嬉しい連絡もありました。

大間原発の危険性を知らせて

 函館市が大間原発の建設差し止め訴訟を起こし、新聞でも大きく取り上げられましたが、大間原発の危険性を知らない人は、まだまだいます。大間原発の危険性や、「100万人署名」を身の周りの人に広めてほしいと思っています。広めたその人が、また身の周りの人へと広げて、取り組みを広げていきましょう。また、集会などに参加すると、元気をもらいます。参加者が多いと、もらう元気も大きくなります。集会などにも足を運んでいただき、安心して住み続けられるまちづくりをみなさんで強めていきましょう。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2014年9月1日

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