健康あらかると 骨密度測定結果の見方

放射線科長 綱渕 幸彦

【男女別の結果用紙】

 骨密度は男性と女性で標準値が異なります。

 図1は男性の標準グラフです。40歳前後にピークがあり、それ以降緩やかに下降し80歳以降に標準値が骨粗鬆症領域に入ってきます。
*骨粗鬆症の診断基準はYoung Adult Mean(YAM)
=若年成人平均を100%として、△YAMから70%以下を骨粗鬆症と判定します。

図1 男性(日本人標準グラフ)

図1 男性(日本人標準グラフ)

 図2は女性の標準グラフです。20歳から45歳まで一定の値を保ち、50歳前後から急激に下降します。これは、閉経により女性ホルモンが減少したためです。人によっては、骨密度が5年で20%減少します。
*女性ホルモンには骨破壊細胞の活動抑制作用があります。

図2 女性(日本人標準グラフ)

図2 女性(日本人標準グラフ)

【骨年齢】

 グラフから標準の骨年齢が判ります。+の印が測定結果値を表します。+印を横目盛に平行移動し白い線に重なった年齢が骨年齢になります。男性のグラフでは、骨年齢が88歳相当、女性のグラフでは60歳相当となります。

 女性の場合、50歳前後で急激に変化します。この年代の方で一度も検査を受けたことのない方は特に検査することをお勧めします。また、骨量を蓄えることが出来るのは若い時だけです。若い時に強い骨を作り骨折リスクを下げ、高齢になっても元気に暮らせる体にすることは大切なことです。そのためにも若いうちに骨密度検査を一度受けて、骨密度がどれ位なのかを知ることは大切なことと思います。若い女性でも機会がありましたら、骨密度検査を受けることをお勧めします。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2014年10月1日

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