健康あらかると 嚥下体操でいつまでも元気に

言語聴覚士 髙坂 泰平

【嚥下とは】

 嚥下(えんげ)とは「飲み込み」のことです。嚥下は、舌や口の周り、首などの筋肉を使って、食べ物や飲み物を喉の方へ送り込み、喉を通過した食べ物をさらに食道へ送り込む一連の動作を指します。嚥下体操は、そのために必要な筋肉の体操です。

【目的】

 嚥下体操をする目的のひとつは「誤嚥予防」のためです。誤嚥とは、通常食道に行くべき食べ物や飲み物が、誤って気管へと入り込んでしまうことです。

【嚥下体操】

 嚥下体操を実施する一番よいタイミングは、食事の前です。嚥下体操により口やほほなどを動かすことで、だ液がよく出るようになり、飲み込みやすく食べやすくなるので、誤嚥を防ぐことにもつながります。そのほか、「テレビを見ながら」、「お風呂に入りながら」など、「ながら体操」として嚥下体操をしていただいてもよいでしょう。

 大切なのは無理せず、毎日継続していくということです。食事の前の口の準備体操だと思い、楽しみながら実践しましょう。

食べる前の準備体操 (毎食事前1セット実施 1~2分)

各項目を2~3回繰り返してください。

  1. ① 深呼吸 鼻から吸って、ゆっくり口から吐く。
      息を吸う時は、お腹に手をあてて、お腹が膨らむように。
      息を吐く時はお腹がへこむように。
  2. ② 首を回す。
  3. ③ 首を右・左に倒す。
  4. ④ 肩を上げ下げする。
    ④ 肩を上げ下げする
  5. ⑤ 両手を上げ、軽く背伸びをする。
    ⑤ 両手を上げ、軽く背伸びをする
  6. ⑥ 頬を膨らませたり、すぼめたりする。
  7. ⑦ 舌で左右の口角を触れる。
    ⑦ 舌で左右の口角を触れる
  8. ⑧ 舌を出したり、引いたりする。
    ⑧ 舌を出したり、引いたりする
  9. ⑨ 息がのどに当たるように強く吸って止め、3つ数えて吐く。
    ⑨ 息がのどに当たるように強く吸って止め、3つ数えて吐く
  10. ⑩ バババ・ララララ・カカカカと、ゆっくり言う。
  11. ⑪ 深呼吸(①と同じように)。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2014年11月1日

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