地域ぐるみで高齢者支援活動

「地域支援グループ絆」でボランティア活動

 年金の減額や生活保護費の削減、高齢者の医療費窓口負担増、介護サービスの低下など、国は社会保障費を大幅に削減しています。高齢化や貧困、孤立化がすすむ中、安心して住み続けられるまちづくり、高齢者支援のとりくみがますます求められています。「地域支援グループ絆」(以下「絆」)の取り組みを紹介します。

 「帰りの車の中で、『今日の料理はおいしかったよ』と喜ぶ声を聞くのがうれしいですね。ここを頼りにしてくれているのだとつくづく思います」と話すのは、「絆」でボランティア活動をする岡田重信さんです。  みんなで昼食をとり、コーヒーを飲みながら談話する「コーヒーで結い」の利用者の送迎もおこなっています。

 「今日来た方の半分近くは一人暮らしの方です。参加するのにお金はかかりますが、サークルに顔を出すと元気をもらえるんですと楽しそうに話してくれます」。

 「絆」では、通院の援助や食事づくり、買い物の支援など、介護保険以外の日常生活への支援活動もおこなっています。

 ヘルパーの資格をとり、長年、お年寄りのお世話や介護が必要な人を支えてきた朝野雅子さんは「今の介護保険制度では限られた時間の中、多くのヘルパーは苦労しながら援助をしています。利用者にゆっくりと声をかけたくともできないです」と制度の抱える問題点を指摘します。

国が責任を持って高齢者支援を

 国は責任を持って高齢者支援をしてほしいと話すのは、代表をつとめる大田夏美さんです。

 「私たちは潜在的なサービスを必要としている方に目をむけることが大事なのです。ある日、旦那さんを亡くして一人暮らしとなった女性の方が介護サービスを受けたいがどうしたらいいのかと相談に来たんです。すぐに近くの包括支援センターを紹介しました。これからも行政や包括支援センターなどとも連携したい」と地域ぐるみの高齢者支援活動の大切さを述べます。

 「今日来た方の半分近くは一人暮らしの方です。参加するのにお金はかかりますが、サークルに顔を出すと元気をもらえるんですと楽しそうに話してくれます」。

 一人暮らしや、介護を必要とする高齢者などを支える取り組みは今後もなくてはならないものです。必要な医療や介護サービスが受けられ、誰もが安心して住み続けられるまちづくりの運動は、ますます地域に求められていきます。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2015年10月1日

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