禁煙に挑戦しませんか?
その間に、日本でも禁煙区域が拡大しています。稜北病院は、2004年11月から敷地内禁煙、JR北海道の特急電車は今年3月から全面禁煙、飛行機にいたっては、すでに長距離の国際線を含めて禁煙となっています。
喫煙は、ただ単に喫煙者だけの問題にとどまらず、副流煙による間接喫煙も大きな問題です。
この日を境に禁煙に挑戦しませんか?
禁煙方法はいろいろあります。止める意志が強く、吸わないと決めて止めれる人もいますが、タバコには依存性があり、なかなか意志だけではやめるのが難しいようです。図1のニコチン依存度チェックで7点以上の場合は、かなり依存性が高く意志だけでは禁煙することは至難の業です。
図1「ニコチン依存度チェック」以下の質問1~8は、あなたのニコチン依存度チェックするものです。自分にあてはまる回答に○印をつけ、それらの点数を加算して、合計点数を計算してください。
喫煙者に現れるニコチン離脱症状(禁断症状)を緩和するために、体内のニコチンを補給しながらニコチン依存症から離脱させるニコチン置換療法があります。日本では、薬局で購入できるニコチンガム(商品名ニコレット)と病院で医師の診察を受け処方箋で購入できるニコチンパッチ(商品名ニコチネルTTS)が認められています。
ニコレットは、最初1日4~12個を30分以上かけ噛み、徐々に量を減らしていき、12週間で禁煙する方法です。1個100円弱位で、味のバラエティも増えたようです。この方法のいいところは、病院に来なくてもできますが、体に不安がある方や、定期的に通院している方は医師に相談してから行うことをお勧めします。
ニコチネルTTSは、病院で医師の診察を受けて処方箋で調剤薬局などから購入する貼り薬です。最初30mgパッチを1日1回貼り徐々に20mg、10mgと減量し12週間で禁煙します。費用は1枚が400円前後です。この薬については健康保険の対象となりませんが、2006年4月から診察料などは健康保険の対象となりました。適応条件があるので、詳しいことは医師、看護師に相談してください。
禁煙することで、健康的、経済的で、環境にもやさしい人生を送りませんか。