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いさりび 2006年10月 第271号より

この夏の暑さはとても強烈でした。さて昨年はどうだったのか。「去年も暑かったよ」話されても、あれそうだったか忘れてしまっている。日常の中でも忘れてしまうことがあり、ふと立ち止まってしまうこともしばしば。それを聞いた息子の「たくさん覚えていたら頭がいっぱいになるよ。だから忘れていいんだよ」という言葉に慰められた

▼人には誰でも忘れたいほど恐ろしい事や辛く悲しい事がある。挫折と絶望感の繰り返しである。それを一つひとつ覚えていたら逃げ場がなくなってしまう。忘れることは生きる糧にもなる
▼加齢により忘れることも多くなる。たかが物忘れであるがその原因が認知症となれば話は別である。本人、介護者は生活の中で悩み、苦しんでいる、その辛さは計り知れない。その忘れることを責めることなく、ありのままに受け止め、穏やかに生活できる環境が望ましい。ところで今の政治家はどうだろう?都合が悪くなると自己弁護のため物忘れを装う。こんな人は、本当の物忘れの苦しみを理解する優しさはないだろう
▼決して忘れてはならないこともある。61年前の戦争である。日本人がその時何をしたのか。そして誓った平和への願い、子どもを二度と戦場に送らない決意は今も尚、決して忘れてはならない。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2006年09月30日 |

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