薬が、兵器として使われないように
稜北病院薬剤師 多田 勘司
近年、戦争やテロが世界中で話題になっています。昔から戦争で使われている兵器の中に、多くの薬品や生物兵器が使用されています。なぜ人を助ける薬が、人の命を奪うものになってしまうのか。
薬剤師として信じられないことです。自分の知っている知識・技術が、兵器となる薬を作っていることは大変悲しいことです。でも、一番悲しいことは、人の命を奪う戦争があるということです。戦争さえなければ、薬が兵器として使われることはなく、開発されることもないからです。
この60年間、戦争の恐ろしさや悲しみを抱え、平和を誓ってきた憲法9条が変えられようとしています。平和についてもう一度考えるべきだと思います。そして、今もっている薬剤師としての知識・技術が、人の命を救えるものだけに発展していけるようにしていきたいと思います。
(4月12日に稜北クリニック前で行われた「憲法改悪許すな!終日行動」のリレートークの一部です)
2007年6月 第279号
