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「家で最期を迎えたい」の思い受け止め

稜北内科・小児科クリニック
24時間体制で在宅療養を支援

 稜北内科・小児科クリニックでは、4月に「在宅療養支援診療所」の届出を行い、稜北病院や訪問看護ステーション稜北と連携し、24時間対応の往診や訪問看護に取り組んでいます。

 Aさん(80代・女性)は,胃がん術後で転移もあり、食事や水分が摂れず、入院をすすめましたが「家で死にたい」という患者さんの強い要望があり、家族も患者さんの要望をかなえたいとのことで、「在宅支援診療所」の制度を活用することになりました。

 訪問看護ステーション稜北の看護師がはじめて訪問した時には、むくみや脱水がひどく、すぐに眼をつぶる傾眠状態でした。

 主治医に報告し、家で点滴を5日間行い、少し食べられるまでに回復され、好きな茶の間の長イスに座り、食事が出来るようになりました。ベッド上での足浴や洗髪は、とても喜んでもらえました。

 身体が疲れやすいので普段は眼を閉じて看護師の話を聞いていますが、大好きな花の話になると眼をしっかり開け、好きな裏の庭の花を見たり、聞く様子も見受けられました。徐々に様態が悪化。「息子さんが帰ってくるまでは」との家族の意向で、点滴を再開しました。

「咳がひどく呼吸も苦しそう」との家族からの連絡で、土曜日午後の緊急往診。痛みを抑えるために夜間に薬の処方などを行いました。様態も安定する中で、息子さんが帰宅。大好きなお孫さんと1~2日過ごすこともできたようです。

 稜北内科・小児科クリニックの訪問診療と訪問看護ステーション稜北の訪問看護を約2週間毎日行う中で、家族に囲まれながら自宅で息をひきとりました。

往診の様子(本文とは関係ありません)

住みなれた家庭や地域で

稜北・在宅医療部長 奥山  敬

 今年4月、稜北クリニックの「在宅療養支援診療所」としての取り組みがスタートしました。現在、少しずつ訪問診療を利用する患者さんが増えてきているところです。

 地域で寝たきりの方や、通院困難な事情を抱えておられる方を支えるために訪問診療があります。地域の皆さんが、住みなれた家庭や地域で療養しながら、安心して暮らせるために、家族・介護者・介護ワーカーの方々と協力して「道南勤医協の訪問診療」をつくっていきたいと思っています。

 これからも、患者さんが、より利用しやすい訪問診療を目指して努力していきますので、よろしくお願いいたします。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2007年09月01日 |

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