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「資格証明書、短期保険証発行させない」
「集団分割納付」相談で仕事、生活、健康を守る
函館民主商工会の取り組み
函館民主商工会では、国保料の「集団分割納付」相談を毎年7月に行っています。今年で13回目になる相談は、7月19日に行われ、函館民主商工会の会員23名が参加しています。
払いたくても払えない国保料
函館市の国保料は、夫婦と子ども2人の4人家族の場合、所得が369万円あると、保険料は最高限度額の年間54万円にもなります。年間10回に分けて払う1回の保険料は、5万4千円にもなります。保険料が高額なため、払いたくても払えない保険料になっています。
保険料の減免制度の活用は、ここ数年、ほとんど利用されていません。利用者が少ない現状には、活用できない内容に問題があります。

払える分を払い、資格証明書を発行させない
保険料を滞納すると、正規の保険証の代わりに、資格証明書や短期保険証が発行されます。資格証明書で医療機関にかかると、窓口で医療費の10割全額をいったん払うことになります。函館市では正規の保険証をもらえていない世帯は5,131世帯(2007年1月現在)で、2006年から2007年の1年間で1,293世帯増えています。
「集団分割納付」相談とは、納付月に支払う保険料は高くて払えないが、分割することにより、払える料金を市と相談して決め、毎月払っていくというものです。保険料は昨年1年間の所得で決まります。
「今年になって仕事が変わり、収入が減った」「商売の売り上げが急に減って、収入も大幅に減って生活が大変になった」などの場合でも、去年の収入で保険料が算出されるので、保険料は高いままという状況もあります。「払える分だけ払い、資格証明書や短期保険証を発行させない」取り組みとしても「集団分割納付」相談は重要性を増しています。
函館民主商工会では、「集団分割納付」相談の前には学習会を行っています。今年は7月6日に日本共産党の紺谷市議会議員を講師に「『社会保障制度としての国民健康保険』について」の内容で学習しています。また、国保改善に向け対市交渉も毎年「集団分割納付」相談の時期に行っています。
会員の仕事、生活、健康を守るために
函館民主商工会の会員は自営業者が多く、国保の利用者が多くなっています。国保料が高く、生活を圧迫しています。会員の仕事・生活・健康を守るために国保の改善運動に取り組んでいます。「集団分割納付」相談は、当初は「函館国保連絡会」で取り組んでいました。
広く市民にも呼びかけて行っていましたが、ここ数年は函館民主商工会が単独で取り組んでいることもあり、市民まで呼びかけることができない状況になっています。
市民との運動が必要な時
国保の制度には、高すぎる保険料の他に、利用可能な内容の減免制度や傷病手当、出産手当の新設など改善すべきことが多くあります。「函館国保連絡会」のとりくみを再開させ、市民と協力したとりくみが必要な時です。
2007年11月 第284号
項目:道南勤医協だより | 投稿者:道南勤医協 | 登録日: 2007年11月04日 | コメントを書く・読む (0)
骨粗鬆症に関する最近の話題
函館稜北病院整形外科科長 及能義広
骨粗鬆症に関する知識は最近大きく進歩しています。今回は『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン(2006年版)』をもとに最近の予防、薬物治療等について解説します。
(1) 増加する骨粗鬆症患者と骨折発生数
日本の骨粗鬆症有病率は、60歳代後半から非常に高く80歳代では女性のほぼ半数、男性の2~3割が骨粗鬆症に罹患していると推定されます。骨折の中で一番多いのが椎体(背骨および腰の骨)骨折で70歳代前半の25%、80歳以上の43%の人が骨折しているとの報告があります。
(2) 骨粗鬆症を疑う身体所見
1.FOSTA(骨粗鬆症自己評価指数)=〔体重(kg)-年齢(歳)〕×0.2 が-4未満
2.4cm以上の身長短縮
3.亀背(背骨が大きく前に曲がって背中の部分が亀の甲羅のように曲がった状態)
上記の所見が1つでもある方は、積極的に骨密度検査を行うことが推奨されます。
(3) 骨折を防ぐ栄養素
骨折を起こしやすい危険因子として過度のアルコール摂取(1日あたりビールなら350mml缶3本以上、日本酒なら2合(360mml)以上)および現在の喫煙があげられています。また骨折予防にはカルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどの栄養素と適切な量のタンパク質摂取も必要です。(摂取目標量は表1を参照ください。

表1 摂取目標量
また参考としてカルシウム自己チェック表を載せますので是非ご自分でカルシウムが足りているかチェックして下さい)特にビタミンDは昔から骨粗鬆症の薬として長く使用されています。ビタミンD自体では骨密度が改善する度合いはわずかなのですが、内服を続けることにより転倒して骨折する危険性が減ることが明らかになってきました。

参考 カルシウム自己チェック表
(4) 薬の使用は担当医とよく相談して
骨密度を測定し、YAM(20~44歳の若年成人骨密度の平均値)の70%未満の方が薬物治療の対象となります。現在多くの種類の骨粗鬆症の薬が保険適応となっていますが、飲み方に注意が必要な薬や胃腸障害を起こしやすい薬、週1回の内服で有効な薬等ありますので担当医とよく相談して飲む薬を決めましょう。
2007年11月 第284号
項目:健康あらかると | 投稿者:道南勤医協 | 登録日: 2007年11月04日 | コメントを書く・読む (0)
第10回世話人活動交流集会
5つの分科会で交流
第10回道南勤医協友の会世話人活動交流集会が開かれました。10月6日(土)七飯町大中山コモンに道南一円から100名を超える友の会世話人が集いました。

後期高齢者医療制度の講演
第1部は「勤医協だより宅配」「懇談会アラカルト」「安心して住み続けられるまちづくり」「ノルデイックウオーキング」「体にやさしい食事」5つの分科会です。ただいま「まちづくり月間」中とあってどの分科会も活気に満ちて時間が足りない状況でした。

「体にやさしい食事」での調理実習

「ノルディックウオーキング」での実技
第2部は講演会。開会挨拶で天下井清会長は先に行われた全国共同組織交流会での記念講演にふれ、平和の大切さについて述べました。
講演は「後期高齢者医療制度」と題して稜北病院医療福祉相談課ソーシャルワーカーの本間勝美さん。来年4月から始まるとされる「後期高齢者医療制度」の問題点と高齢者の現実とのギャップ。消費税導入の危険性を訴えて「高齢者は死ねというのか」との声と「アメリカ社会の格差」など紹介しました。最後に沢田専務理事から「月間」のとりくみについての提起がありました。
友の会南桧山地域協議会 小滝 哲弥
2007年11月 第284号
項目:道南勤医協だより | 投稿者:道南勤医協 | 登録日: 2007年11月04日 | コメントを書く・読む (0)
各地のできごと 2007年11月 第284号より
ありた鍼灸友の会で「例会」(ありた鍼灸友の会 森外 二三男)
「後期高齢者医療制度」をテーマに懇談会(稜北病院 佐藤 正巳)
「健康生きがい教室」(10/10)(江差診療所 沢野 天)
市の担当課長を招いて懇談会(きずな健康友の会 大田 夏美)
ありた鍼灸友の会で「例会」
10月6日に後期高齢者医療制度の学習会を行い14名が参加しました。函館診療所の山下さんを講師に、皆さん真剣に話を聞いておりました。参加者から質問や感想などが出され、「この制度は高齢者いじめであり中止すべき」などの意見が出されました。(ありた鍼灸友の会 森外 二三男)
「後期高齢者医療制度」をテーマに懇談会
10月10日に、中道友の会懇談会を8名の参加で行い、後期高齢者医療制度の話しをしました。「75歳になったら死ねというような制度でないか」、「多くの人に知らせなければならない」などの活発な意見が出され、非常に有意義な懇談会でした。(稜北病院 佐藤 正巳)

「健康生きがい教室」(10/10)
円山町悠遊クラブ(江差町)で行われ、20名が参加しました。大城所長が「病気発見の検査はこんなに楽に!」をテーマに診療現場の経験も踏まえて、ユニークな話口で、講演しました。高齢者医療制度改悪の説明も行われ、署名に協力していただきました。(江差診療所 沢野 天)

市の担当課長を招いて懇談会
10月11日、函館市役所から担当課長を招いて、「後期高齢者医療制度」懇談会を開き30人が参加。年金から天引きされる高い保険料、介護保険と合わせ1万円を超す重い負担、年金生活に追い討ちをかける不安、金持ち優遇、団魂の世代を育てた高齢者への冷たい仕打ちなど、制度への怒りが噴出しました。(きずな健康友の会 大田 夏美)

項目:各地のできごと | 投稿者:道南勤医協 | 登録日: 2007年11月03日 | コメントを書く・読む (0)
高齢者の方の便利ノート
居宅支援事業所稜北 山下 恭子
介護保険サービスの利用の手続きをご紹介します。
介護保険は医療保険と違い、使いたい時にすぐ使えません。
まず、申請の手続きをして、認定を受けてその認定結果で利用できるサービスの内容が変わってきます。

申請をしてから認定結果が出るまで1ヶ月から2ヶ月かかります(原則として30日以内)。介護が必要と思ったら早めに手続きをしてください。
申請できる窓口は、市町村の福祉の窓口や地域ごとにある『地域包括支援センター』、介護保険サービス利用手続きを行なっている居宅介護支援事業所でも申請ができます。
昨年4月から介護保険制度が大幅に変わりました。今までの要支援が新しく要支援の1と2になり『介護予防支援』としてサービス利用方法や内容がかわりました。

介護認定の結果で『要介護1~5』であれば、居宅介護支援事業所へケアプラン作成の相談をしてください。『要支援1・2』『自立(非該当)』であれば、地域包括支援センターへ相談してください。
詳細は稜北病院の居宅介護支援事業所へお問い合わせください。
電話(0138)31―2577
次回は介護保険サービス1在宅サービス 2施設サービス 3地域密着型サービスについて紹介します。
2007年11月 第284号
項目:だより2面・3面 | 投稿者:道南勤医協 | 登録日: 2007年11月03日 | コメントを書く・読む (0)
整形外科コラム①
週1回1錠飲んで早めの骨粗鬆症治療を
骨粗鬆症の治療薬として昔からカルシウム製剤やビタミンD(カルシウムの腸からの吸収を促進する作用がある)が使われていましたが、この10年ほど前から骨密度増加と、骨折予防効果に非常に優れた薬が普及してきました。
その中のひとつにアレンドロネートという薬があります。
この薬は1日1回朝飲むのですが、食べ物が胃にあると十分吸収されないのと、同じ場所にとどまっていると食道や胃に障害を起こしやすいという欠点があります。そのため食事の前にコップ1杯の水で薬を飲んだ後に30分間は食事をしない、コーヒー、ジュースなど水以外のものを飲んではならない、横になって休んではならないという制限がありました。
そのため特に自覚症状がない患者さんは長期に薬を飲み続けることが難しいと言われていました。そのため毎日ではなく、週1回だけ飲むことで同じ効果が得られる薬が開発されていました。
今まではこの週1回の薬の投与は2週間分(つまり2錠のみ)しか処方できなかったのですが、この10月より長期の投与が可能となりました。飲む回数が減ることにより、胃腸障害の頻度も減り、長期にわたって飲みやすくなることが期待できます。
この薬の内服を希望される方は内科または整形外科の外来でご相談ください。
2007年11月 第284号
項目:だより2面・3面 | 投稿者:道南勤医協 | 登録日: 2007年11月03日 | コメントを書く・読む (0)
ケアワーカーの1口メモ
転倒について
ケアワーカー部会で、患者さんの転倒事故が多い時間帯や、場所について集計しました。
その結果、時間帯については午前6時が最も多いことがわかりました。これは、充分に目が覚めない中で、動き始めることが要因と考えられます。転倒する場所は、病室が圧倒的に多いという結果が出ました。
さらに、「何をしようとして転倒したか」については、車イス⇔ベッドの移動時が多いこともわかりました。この結果を転倒防止に、役立ててみてはいかがでしょうか。
2007年11月 第284号
項目:だより2面・3面 | 投稿者:道南勤医協 | 登録日: 2007年11月03日 | コメントを書く・読む (0)
私の町内会の健康づくり No.13
「ふれあい昼食会」で交流
中島町会
高齢者を対象とした、交流や助け合いの取り組みをすすめています。在宅福祉委員会では、65歳以上の一人暮らしの方や日中1人で過ごしている方を対象に、5月~11月にかけて、「ふれあい昼食会」を行っています。
8月以外は、毎月工夫を凝らした行事と合わせ、昼食をとりながら交流しています。6月は遠足です。今年はバスで元町方面に出かけ、バラ園見学や、水元公園で屋外での昼食。「この歳になっての遠足ですが、出かける機会が減ったので、楽しみにしています。外で食べるお弁当も美味しくて」と、参加者から喜ばれています。
10月には、町内の真宗寺保育園と中島小学校の生徒による演奏会があります。「ふれあい昼食会」の参加者が最も楽しみにしている催しで、60名を超す参加があります。11月には、町会役員の手作りのとん汁とビンゴゲームで交流します。
在宅福祉委員長の滝川さんは「多くの方に参加してもらえるように、これからも企画づくりに工夫したい」と話されていました。
孤独死を出さないとりくみとして、週1回の「声がけ運動」なども行い、町会では、3世代交流として、12月の餅つき大会、1月のかるた大会での交流も行っています。
2007年11月 第284号
項目:友の会・町内会訪問 | 投稿者:道南勤医協 | 登録日: 2007年11月02日 | コメントを書く・読む (0)
いさりび 2007年11月 第284号より
100歳以上の高齢者が全国では初めて3万人を超えた。道内でも100歳以上が1457人で女性1206人、男性251人となっている。ちなみに道南は116人で女性102人、男性14人、最高齢は109歳である。「超高齢化社会」とも呼ばれる所以である
▼日本の平均寿命は82歳で世界1。これは本来誇るべきことではないだろうか。戦争が起きて、貧しくて、病院もなく不衛生だったらありえないことだろう。戦後65年、現憲法のもとで、平和を守り、人権を守り、医療、福祉を充実させてきた成果だと思う
▼しかし、日本の政府は、長年、国づくりをささえてきた高齢者を大事にしない。老年者控除廃止による増税、医療費窓口負担の引き上げ、療養病床の廃止、そして今度は後期高齢者医療制度をつくり保険料を年金から搾り取るという。「長生きしたらダメですか」、高齢者のやりきれない声が聞こえる。高齢者医療制度の中止を求める運動を大きくひろげよう
▼地域医療の崩壊が叫ばれ、医師の「編在」ではなく「不足」ということがようやくわかりかけてきた。英国では90年代の低医療政策によって医師、看護師不足が深刻化し、入院待ち患者が130万人になるなど医療崩壊が起こった。その後、医師、看護師を増やし医療費を1.5倍化する政策に転換している。アメリカ型の医療政策の誤りに早く気づき、国民の命と健康に責任をもつことこそ「品格」ある国家、日本になれるのではないだろうか。
項目:いさりび | 投稿者:道南勤医協 | 登録日: 2007年11月01日 | コメントを書く・読む (0)