整形外科コラム①
週1回1錠飲んで早めの骨粗鬆症治療を
骨粗鬆症の治療薬として昔からカルシウム製剤やビタミンD(カルシウムの腸からの吸収を促進する作用がある)が使われていましたが、この10年ほど前から骨密度増加と、骨折予防効果に非常に優れた薬が普及してきました。
その中のひとつにアレンドロネートという薬があります。
この薬は1日1回朝飲むのですが、食べ物が胃にあると十分吸収されないのと、同じ場所にとどまっていると食道や胃に障害を起こしやすいという欠点があります。そのため食事の前にコップ1杯の水で薬を飲んだ後に30分間は食事をしない、コーヒー、ジュースなど水以外のものを飲んではならない、横になって休んではならないという制限がありました。
そのため特に自覚症状がない患者さんは長期に薬を飲み続けることが難しいと言われていました。そのため毎日ではなく、週1回だけ飲むことで同じ効果が得られる薬が開発されていました。
今まではこの週1回の薬の投与は2週間分(つまり2錠のみ)しか処方できなかったのですが、この10月より長期の投与が可能となりました。飲む回数が減ることにより、胃腸障害の頻度も減り、長期にわたって飲みやすくなることが期待できます。
この薬の内服を希望される方は内科または整形外科の外来でご相談ください。
2007年11月 第284号
