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整形外科コラム 外反母趾について

外反母趾は圧倒的に女性に多い病気で、その原因としては先天性のもの、遺伝的要素によるもの(母や祖母が外反母趾であった)、足の軽度の神経麻痺や筋力低下によるものなど様々なものが考えられます。しかし一番大きな要因は靴であるといわれています。特にハイヒールはちょうど先端が3角形に細くなった滑り台に相当し、ハイヒールを履いて1歩1歩、歩くたびに足は滑り台の上を滑って前方に押し出され、母趾の先を外側に強く曲げる力が加わります。指を外に曲げる力は体重の4分の1ともいわれ、体重50kgの方なら歩くたびに12.5kgの力が母趾の横方向に加わる計算になります。

ハイヒールを避けることが一番の予防なのですが、既に外反母趾が進行した方に勧められる靴を探すのは大変難しいというのが実情です。

外反母趾の方が幅の広い靴を履くとどうしても長すぎる靴になります。一般に市販されている靴でまずピッタリするものを見つけるのはほぼ不可能といえるかもしれません。それでも最近は外反母趾用の靴というものが売り出されていますので、インターネット等で調べて注文するのもひとつの方法かと思います。外反母趾が原因で痛くて歩けない、靴が履けないなどの症状が強ければ、病院ではまず母趾につけるサポーターのような装具をつけてもらいます。それでも症状が改善しない場合は手術治療が必要となります。

投稿者: 道南勤医協 | 登録日: 2008年10月01日 |

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